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この記事ではFAINAL FANTASYⅦ及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご注意願います。
FF7のストーリーを解説!
前回のPart1の続きからストーリーを解説していきます。
Part1はこちらからどうぞ。
リユニオン
エアリスの死にショックを受けたクラウドは、セフィロスに怒りをぶつけ、必ず倒すと誓います。
クラウドは自分自身を見失いそうになりながらも、一行は再びセフィロスを追って北の最果てに辿り着きます。
そこには2000年前ジェノバが飛来した時にできた巨大なクレーターが広がっていました。どうやらこの大空洞に、セフィロスの肉体が眠っているというのです。
セフィロスは5年前にクラウドとの戦いの末にライフストリームに落ち、ジェノバの首と共にこの地に流れ着いていました。
では、今まで追いかけていたセフィロスは一体なんだったのか。
実は今までクラウドの前に姿を表していたのはセフィロス本人ではなく、神羅ビルに保管され、セフィロスが盗み出したとばかり思われていたジェノバの胴体がセフィロスの姿に擬態していたものだったのです。
ジェノバには他人の記憶を読み取り、それに合わせて姿や声を変えることができるという擬態能力と、バラバラに分裂しても一つに再生することができるという脅威の再生能力(リユニオン能力)も持っていました。
「リユニオン…」と呟きながらこの北の大空洞に集まってくるのはニブルヘイムにいた黒マントたち。
なんとこの人たちの正体は、神羅の人体実験(セフィロス・コピー計画)でジェノバ細胞を埋めこまれた際に自我を保てなくなった村の生き残りの人たちでした。
黒マントたちは埋め込まれたジェノバ細胞の影響でセフィロスに共鳴し、北の大空洞で眠るセフィロスと再結合して肉体を復活させる一部になるべくこの北の大地に集まってきていたのです。
神羅ビルに保管されていたジェノバの胴体も、セフィロスが抱える首に反応してケースから飛び出し、プレジデント神羅を殺害して各地に姿を現しながらここを目指していたのでした。
クラウドの精神が崩壊
クラウドたちが先へ進むと突然セフィロスが作った幻影があたりを包み、ニブルヘイムの光景が目の前に広がります。
それはセフィロスと共に任務でニブルヘイムに向かった5年前のあの日を模したもののはずなのに。
そこにクラウドの姿はなく、代わりにいたのはザックスと呼ばれたソルジャーの青年でした。
ついにクラウドは事実を知ってしまいます。
自分はソルジャーではなかったこと。自分もここにいる黒マントたちと同じように、セフィロス・コピー計画でジェノバ細胞を埋め込まれた失敗作であったこと。
クラウドが今まで自分のものだと思い込んでいたソルジャーとしての記憶はザックスのものであり、全てジェノバ細胞がもたらした偽の記憶であることをーーーー。
これまでずっと自らの意思でセフィロスを追いかけていたと思っていたクラウド。しかしそれはクラウド自身も知らないうちにリユニオンに参加しており、セフィロスの操り人形と化していただけだったのです。
自分は一体何者なのか。
セフィロスの言葉を否定しないティファの態度に不安を覚え、畳みかけるようにこれまで信じてきた記憶を真っ向否定されてしまったクラウドの精神はついに崩壊してしまい―――ー…。
奪い返した黒マテリアを再びセフィロスに渡してしまった瞬間、地響きがなり、地面が崩れ落ちてライフストリームが凄まじい勢いで地表に吹き出します。
メテオによるこの星の終わりが始まったのです。
寸でののところで脱出した一行でしたが、クラウドはそのままライフストリームの中へと落ちていきました。
クラウドの正体
行方不明になっていたクラウドが見つかったのは、ミディールという町の病院でした。
長い間ライフストリームの中にいたクラウドは重度の魔晄中毒に陥り、廃人になってしまっていたのです。
意識が朦朧としていて話すこともできない状態のクラウドの看病をするティファ。
唯一クラウドの過去を知る人物であるティファは、ライフストリームから彼の精神世界に入り込み、クラウドと共にバラバラになった過去の記憶をたどって「本当のクラウド探し」を始めます。
ニブルヘイム出身のクラウドは確かに実在していたのですが、やはりセフィロスと共にニブルヘイムへ来たソルジャーは自分ではなく、ザックスでした。クラウドはその2人に同行した一般兵の1人だったのです。
7年前、まだクラウドがニブルヘイムにいた頃。幼いクラウドには友達がおらずひとりぼっちでした。
なんとか村のみんなに認められたかったクラウドはソルジャーになることを決意。
当時村のアイドル的存在だったティファに「ソルジャーになる」宣言をして、大見得切って村を出て行ったのですが―――……結局ソルジャーの夢は叶わず一般兵止まりでした。
一般兵だったクラウドはニブルヘイムのみんなに合わせる顔がなく、そんな自分を恥じてヘルメットで顔を隠したまま同行していたのです。
そして任務の途中で豹変したセフィロスに重傷を負わされたティファ。セフィロスに立ち向かうも返り討ちにあうザックス。クラウドは怒りのままセフィロスに攻撃し、奇跡的にセフィロスを魔晄炉の地下深くへと落とすことに成功したのです。
この後気を失ったクラウドはザックスや生き残ったニブルヘイムの住民と共に神羅に回収され、人体実験の実験台となりジェノバ細胞を埋め込まれてしまいます。
ジェノバ細胞に耐性があったザックスは自我を保っていられましたが、耐性のないクラウドは自我を失い、さらに魔晄を浴びせ続けられたことから重度の魔晄中毒に陥り、廃人状態になってしまいました。
しばらくしてザックスは廃人状態のクラウドを抱えて実験場だった神羅屋敷から抜け出し、ミッドガルで『何でも屋』をやろうと提案してくれました。
しかしその逃亡中、2人は神羅の追手に捕まり、ザックスはクラウドを守りたった1人で大勢の神羅兵と戦い命を落とします。クラウドは重度の魔晄中毒だったことから、放っておいてもいずれ死ぬだろうと判断されその場に放置されました。
1人残されたクラウドはザックスのバスターソードを抱え、「何でも屋をやろう」と言ってくれた親友の意思を受け継ごうとしたのか、無意識にミッドガルへと歩き出します。
そしてたどり着いたミッドガル。
そこで偶然にも同郷のティファに再会した時―――…クラウドのソルジャーになれなかったという自分を恥じる気持ちにジェノバ細胞が反応し、ザックスの経験や自分で見聞きしたこと、自分が思う理想の性格などを混ぜ合わせて、新たな人格を形成してしまいます。
これこそが序盤に登場した元ソルジャー・クラウドの正体だったのです。
最終決戦〜エンディング
本当の自分を取り戻したクラウドはセフィロスとの最終決戦に挑みます。
空には落下寸前のメテオ。エアリスが唱えていてくれたホーリーが発動されないのは、セフィロスがそれを阻止しているから。
彼を倒し、エアリスの想いを解き放つべくクラウド一行は北の大空洞へと向かいます。
そして激しい戦いの末にセフィロスを倒したクラウド。
メテオはすでにミッドガルの上空へと迫ってきていました。メテオの余波で魔晄炉やビルが次々に倒壊してていくミッドガル。嵐がミッドガルを破壊し尽くす勢いで猛威を振るう中、ついに解き放たれたホーリーが白い光の帯となってメテオを包み込みます。
真っ向からせめぎ合うホーリーとメテオ。
しかし発動が遅かったか、ホーリーが押し負けそうに。飛空挺からその様子をなす術もなく見つめることしかできないクラウドたち。
その時。地中から現れた緑色の光の帯、ライフストリームが吹き出します。その光は何本もの束になって、やがてメテオもホーリーも、星全体を優しく包み込んでいきました。
眩い光に包まれた次の瞬間―――その光の中に、穏やかに微笑むエアリスの姿があったのでした。
各地で姿を見せていたセフィロスは何だったの?
ちょっと分かりにくいかもだったので補足します。
各地で姿を表していたセフィロスですが、
あれはセフィロスの姿に擬態したジェノバであり、セフィロス本人ではないです。
セフィロス本人は5年前にジェノバの首と一緒にクラウドにニブルヘイム魔晄炉からライフストリームに落とされ、首を抱えたまま北の大空洞に流れ着きました(魔晄炉に残されたジェノバの胴体はその後神羅ビルに運び込まれます)。
本来ならば命を落とした後そのままライフストリームに溶けてしまうのですが、セフィロスの強い意志が星と一体化して新たな生命に生まれ変わるのを拒んだため、彼はライフストリームの中に長くいても生前の姿を保っていられました。
クラウドが旅をしている最中は肉体の再生を図っており、クラウドの目の前に現れるのは最終決戦のみです。
プレジデント神羅を殺害したのもジェノバですね。神羅ビルのケースに保管されていた首なしジェノバがリユニオンのために移動を開始しようとケースを抜け出したのです。その時にプレジデントを殺りました。
リユニオンに参加しないのか?と言ってきたり、エアリスを殺害したのもジェノバです。
各地で遭遇したジェノバ●●というモンスターは、移動中のジェノバが体の一部を切り落としたもの。
リユニオン自体はジェノバの能力ですが、セフィロスはジェノバの支配下に置かれることなく、逆にジェノバの主導権すら握れるほど強靭な精神なのか生命力なのか意志があるので、実際はセフィロスを主としてジェノバもセフィロス・コピーたちも彼のいるところへ移動を開始しました。
最後に
この記事を書くにあたり自分でもFF7のストーリーをおさらいしてみたのですが、やはりFF7は凄くよくできた物語だなあと感じました(主人公側がテロを起こすという序盤は今の時代に合わないところもありますが)。
やはり物語後半のみどころは、クラウドの正体が明かされるところでしょうか。
FFの主人公と言えば強くてカッコイイ設定が多いですが(SeeDだったり元軍人だったり一国の王子だったり)、クラウドはまさかの夢に破れて挫折してる一般人ですから。
しかも人体実験の実験台に利用されたあげく精神的におかしくなって「かっこいい理想の俺」を演じてる設定って、
FF界トップレベルの不憫な主人公です。
クラウドの正体を知りながら再プレイすると序盤のセリフや行動になんとも言えない気持ちになります。アンタ…アンタ違うんだよぉ…本当はソルジャーじゃないんだからあんまりイキらないでよぉ…って感じです。
でもクラウドは夢に破れた精神的にも脆い一般人だったからこそ我々プレイヤーも共感できる部分も多く、いつまでも愛される主人公になったのだと思います。
クラウドの正体と人気の理由は別記事で考察していますのでよろしければどうぞ。
ということで長々とストーリーを解説してきましたが、この記事が少しでもFF7のストーリー補完のお役に立てましたら幸いです。
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