エンタメ

【FF7】必要?不要?好感度システムがもたらしたものとは

この記事ではFAINAL FANTASYⅦ REMAKE及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご注意願います。

FF7で取り入れられた画期的なシステムといえば

 

好感度

 

です。プレイヤーの行動や選択肢次第で対象キャラからの好感度が変わり、その後発生するイベントが変化するというもの。

個人的には自由度が高くて面白いシステムだと感じていたのですが、中には

 

ストーリーがややこしくなる不要なシステムだった

 

という声をあげているユーザーがいるのも事実です。

 

ということでFF7に好感度システムは必要だったのか、それとも不要だったのか。このシステムがユーザーにもたらしたものは一体何だったのかを考えてみました。

【FF7】好感度とは何だったのか

冒頭で述べた通り、好感度とはプレイヤーの選択肢や行動によって特定キャラの好感度が上下するシステムです。

ただ、個人的に好感度自体は物語に深く関係しているものではなく、

 

ユーザーへのやり込み要素・制作側のお遊び要素

 

といったニュアンスだったと感じています。プレイヤーの好みのキャラと仲良くなれますよ!イベントは分岐するから何度も試して全部見てみてね!的な、あくまでそんな感じの。

よって好感度に深い意味はないという。

もちろん分岐イベントの中ではストーリーの核心に触れるセリフなんかもあるので、なるべくこのキャラのイベントを見せたい!みたいなのはあると思います。

 

原作で有名なのが特定キャラとのデートイベント

特にエアリスルートで聞ける「あなたに会いたい」はまさに物語後半で明かされるクラウドの秘密への伏線なセリフですよね。

エアリスルートを見ていれば、プレイヤーが終盤であの時のエアリスのセリフ意味分からなかったけどなるほどこういうことだったのね!ってなるわけです。

エアリスの好感度が初期値から他のキャラよりも高い上に上昇しやすいのは単純に後の伏線として見てもらいたいイベントだから、だと思っています。作中でエアリスがクラウドのこと好きって猛アピールしてるから!とかそんな深い意味なんてなく、

 

プレイヤーはまずエアリス見とけ、伏線張ってるから

 

っていう制作側の意図した分エアリスの初期値が高いだけ、だと。ロマンチックな考え方が全然出来なくて申し訳ないですが…。

エアリスルート語られるのはボカしてはいるもののザックスのこととクラウドの疑似人格について。一方バレットルートでは俺と花火見て楽しいか?ティファかエアリス誘えばよかったじゃねえかよ、いや、もしかしてお前マリン派なのか!?みたいな内容です。

バレットルートもほっこりして楽しいですが、物語として重要なルートはエアリスの方でしょう。

次点でティファ、でしょうか。

ティファルートは一見ティファがクラウドに告白しようとしているだけにも見えますが、別の視点から見れば『これまで言い出せなかった自分だけが知っているクラウドの真実を伝えようとしている』とも受け取れます。

そう考えてみるとティファルートもなかなか見逃せないイベントになりますよね。

重要度で並べればエアリス>ティファ>バレット=ユフィになると思います。エアリスはそもそも物語の根幹に関わる重要人物なので分岐イベントで優先されがちになるのは必然でしょう。

 

以上のことより、好感度とは

ストーリー上優先的に見てほしい分岐があるのでどうしても初期値に違いはあるけども、でもプレイヤーの選択肢次第で好きなキャラの分岐見れるからね!やり込んでみてね!

だと私は考えています。何度も言いますが深い意味はない、と。

【FF7】好感度があると物語がややこしくなると言われる理由

前述の通りFF7の好感度はお遊び要素・やり込み要素の一部というのが自論ですが、度々出てくるクラウドの選択肢一つ一つに深い意味を求めたり考えたりする方にとっては複雑な思いを抱くシステムだったのではないかと。

もっとド直球に言うと、

 

好感度システムのせいでクラウドが女性キャラの間でフラフラしている男

 

に見えてしまう可能性があるというのが一部のユーザーをイライラさせた原因なのではないでしょうか。

個人的にはFF7は恋愛メインのストーリーではないので、クラウドがエアリスにもティファにもいい顔してたって問題ないと思っています。どっちも可愛いですし、いい子ですし。そもそもこれフィクションだし()

クラウドが両手に花であっても全然いいんです。もちろん両方選ばないのもアリ。

 

ただ、クラウドは幼い頃から一途にティファだけが好き!ティファはクラウドのアイデンティティ!という考え方のユーザーにとってはエアリスにいい顔するクラウドなんてあり得ないですよね。

エアリスにフラフラしてたら一途とは言い難い。でも、好感度システムのせいでそう見えてしまう……なんてこった、FF7の真の物語が分かりにくくなっている!本当のクラウドはティファのことが好きなのに

となってしまうんです。

クラウド→ティファは正しい物語か

私は原作プレイ時から今もずっと変わらず、

エアリスもティファもどちらもクラウドの恋愛面のヒロインになりえる存在だと認識しています。

エアリスとの運命的に出会って悲恋に終わる物語も儚く美しいし、ティファとの幼馴染の恋物語も可愛いです。

だからどちらか一方だけが正史!公式!と主張するつもりはなく、またそういう意見にも賛成はしていません。どちらもある、というのが私の考え方です。

なのでクラウド→ティファが作中あったのか、と言われればあったと思っています。幼い頃は淡い恋心を抱いていてもおかしくないでしょうし、大人になってもティファはクラウドにとって大切な女性であることに間違いありません。

しかし、だからといってクラウドの本当の気持ちはティファだけに向いている!とは思っていません。

好感度システムでプレイヤーが他キャラの好感度を上げ下げするせいでクラウドの本当の気持ちが見えにくくなるという意見がありますが、

 

そもそもクラウドの本当の気持ちをプレイヤーが理解することは不可能

 

ではないでしょうか。作中でクラウドが「俺は○○が好きなんだ!愛だ!ラブだ!」と告白をしているなら明確ですが、そうではありません。

さらにつまらない言い方をしますが、クラウドはゲームのキャラなので当たり前に本人にお伺いを立てることはできないですよね。

分かっているとすれば、単純に考えても制作側だけでしょう。

公式からのアナウンスがなければプレイヤーが真実を知ることは絶対にできません。プレイヤーが真実だと思っているものは、あくまで一個人の希望的観測に過ぎないのではないでしょうか。

精神世界と決戦前夜に答えはあるのか

クラウド→ティファが正しいと主張される方の根拠として挙げられているのがクラウドの精神世界決戦前夜の2イベントでしょう。

見方によれば精神世界ではクラウドはティファが好きで、ティファを守るためにソルジャーを目指したと受け取ることもできます。

さらに決戦前夜イベントではティファの好感度が高ければまるで一線を超えたかのような甘々な夜を過ごすことができます。

確かにこのイベントは受け取り方と好感度でクラウドってティファのことずっと好きだったんだな、と思うことができますよね。

しかし、

 

そう見えるのはあくまでティファ寄りに物語を進めた結果に過ぎない

 

のではないでしょうか。

ティファが一途に好き!とも見えます。が、全くそうは見えない人もいるのです。

 

精神世界で明かされた真実は、クラウドがソルジャーを目指したのはセフィロスのように強くなってみんなを見返したいという承認欲求を満たしたかったからだ、と考える人もいます。

決戦前夜イベントも好感度が低ければクラウドは素っ気ないです。

ティファに意図的に塩対応しなければ基本的には好感度高いバージョンが流れるはず→よって甘々な方が正史だ!とも意見を聞きますが、

残念ながら私は初回プレイでティファと甘い夜を過ごすことはできませんでした。

ティファのリミット技はスロットで癖があったことからいつも上手く決まらず、操作が苦手だったのでメインではほぼティファを使っていなかったのです。

意図的に嫌いだから外した、とかではなく私のように癖があって難しいと感じて使っていなかった方もいるでしょう。そういう方は好感度の低い決戦前夜を見ている場合があります。

 

ええ、普通にやっていてもあっさりした決戦前夜を見る場合は全然あるんです。

 

なので、精神世界と決戦前夜は人によって見え方が全く異なるものなのでこれだけでクラウドがティファを好きだったのが正史と呼ぶには根拠が薄いと感じます。

【FF7】好感度がもたらしたものは論争

FF7は好感度システムが面白くもあったのですが、ヒロイン論争を生み出すきっかけにもなってしまいました。

私個人としてはエアリスでもティファでも自分が好きだと思った方を正規ルートとして個人で解釈していればいいと思うんです。どちらにも受け取れるように上手くストーリーが作られていますし。

 

どっちが正史でどっちが間違いで、クラウドの本当の気持ちはこれ!

 

とプレイヤーが正解を出すことは不可能なんです。

だってもう何回も言うけどそれは制作側じゃないと分からないんですから。プレイヤーの言うことなんて所詮は個人の願望です。希望的観測です。

 

こちらの記事でヒロイン論争って無意味だよなあと感想を書いたのですが、

【FF7】「エアリス派」VS「ティファ派」の論争は無意味【感想】 この記事ではFAINAL FANTASYⅦ REMAKE及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご...

それは今も変わらず思っています。

というのは、クラウドが誰を好きかなんて結論が出ているのに争うのは無意味!ということではなく。

 

答えの出ないことでもう一方のヒロインを否定して争うのが無意味

 

だと。いくら自分の希望するシナリオを正史と主張しても公式が明確に答えを出さない以上はプレイヤーにはどうすることもできません。

もし仮に考え方の違う人と遭遇してしまっても、決して頭ごなしに理解力のない人と否定はせず、見てきたものが自分とは違う人として納得する以外私たちにはできないのだと思います。

【FF7】好感度は今後のリメイクに必要か

好感度が必要か不必要かでいうと、個人的には必要だしこれからも導入してほしいなと思います。

ただ、キャラがリアルになってきてる以上原作のような好感度システムを導入するのは難しいのでは?と感じます。

ポリゴンのカクカク頭身時代はお遊び要素として考えられたことも、あのリアルさでこれをやり続けると

 

あまりに生々しいドロドロした昼ドラ展開

 

になってしまう気が……。リアル頭身のクラウドがエアリスにいい顔ティファにいい顔(しかもフルボイスで)…余計に論争を煽りそうですね。

現にリメイクでは原作ほど選択肢もなく、ほぼ一本道といった印象でした。

リメイク続編ではゴールドソーサーのデートイベントも用意されるでしょう。そもそも好感度はこのイベントのために用意されていたもの。

しかしこれまでのリメイクの流れからすると、続編で好感度システムを原作通り盛り込んでくる…というよりは、デートイベントもクエストをこなした数や優先的に話しかけたキャラによってシナリオが分岐する、と考えるのが自然かもしれません。

最後に

ということで、何の変哲もないただの一般人ユーザーが個人的に好感度システムで感じていたことを長々と書いた記事でございました。

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。

私個人は好感度システムのような自由度の高いお遊び要素が大好きなので(FF10のティーダのリミット技でボールトスしてくれる女性キャラも全員コンプしたタイプ)今後も好感度を取り入れた分岐イベントには期待したいと思っています。

ただ、今現在発売されているリメイクの流れからするとそこまでがっつり好感度を盛り込むことはもうないと感じているので、あるとすればチャプター14の決意イベントのようなものになると予想しています。

 

物語の進行が大きく変化することはないけど、プレイヤーの選択肢次第でキャラの反応が変わる遊び心ある好感度システム。これだけに限らず、最近のFFシリーズはバトルメンバー固定・フィールド一本道が多いのでプレイヤーの自由度は以前よりかなり減ってきていますよね。

グラフィックの向上でリソースをそこに割けないのが主な理由なのでしょうが、ユーザー側としてはグラフィックはそこそこに(もう十分過ぎるほど綺麗なので)、もう少しプレイヤーに選択を委ねる部分があるといいなあと感じるのが本音なのでした!

 

それでは。まとまりのない文章になってしまいましたが今回はこの辺にて!

 

 

 

 

本サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

© 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:©1997 YOSHITAKA AMANO

© 1997, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
LOGO ILLUSTRATION:© 1997 YOSHITAKA AMANO