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この記事ではFAINAL FANTASYⅦ REMAKE及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご注意願います。
以前「クラウドのヒロインはエアリスかティファか」を別の記事で書いたのですが、
その派生として書き足りなかった部分をこの記事でダラダラ言っていこうと思います。
エアリスが好きかティファが好きか
FF7にはヒロインが2人いるとだけあって、「あなたはどっち派?」という話題が尽きないです。
もちろん両方好きな人もいれば両方嫌いな人も、さらには両ヒロインには全然興味なくてユフィ派の人もいます(私もユフィ大好き)。
リメイクではジェシーにもスポットが当たったのでジェシー人気も高まりました。
しかしながら、よく言い争われるのがエアリスとティファです。
この2人は公式から「ヒロイン」のバッジをもらっている上に恋のライバルなので「どっちが」と比べられることが非常に多い。
単なる会話で「ゲームやった~ティファ可愛かったからティファ派~」くらいならよくあることですが、
ネット上では長年両ヒロインの一部の過激ファンの方々がボコボコに殴り合っているのも事実です。
例えば。
- 対抗ヒロインのマイナス部分を引っ張ってきて、「こいつはこうだから(クラウドの)ヒロインではない」と罵る
- 対岸ファンのSNSを監視して気に入らないない内容だったら掲示板で名指しで晒す
- ネット上のあらゆるところに事実とは異なる情報を流し、印象操作(要は推しヒロインこそFF7の正ヒロインであると初見の人に印象付けたい)
傍から見ると異常な世界であることがご理解頂けると思います。
だからライト層からするとFF7ってやべえ奴の集まりに見えるし、気楽に自分の感想をSNSで呟けない(呟いたら過激派に突撃される可能性大)と感じている人も多いです。
本来感想って自分の思うまま書いていいものですが(限度はもちろんありますが)、それを制限されていると感じるので非常に窮屈なんですね。
どうしてこんなに言い争いが絶えないのでしょうか。
対照的な2人
エアリスとティファは、そもそも性格も見た目もまるっきり正反対になるようにデザインされています。
まずエアリスですが、
- 見た目は清楚で女の子らしいのに性格は積極的で危険なところにも平気で進んでいく
- 思ったことは口にするタイプ
- 好きな人ができたら(原作ではクラウド)アタックする
- 精神面が強い
- クラウドに頼らず自分だけで解決しようとする
これに対しティファはというと
- 快活そうな見た目に反して実は内気で控えめ
- ゆえに思ったことを口にできず溜め込んでしまう
- 好きな人(クラウド)にもアピールできない
- 精神的に脆いタイプ
- クラウドに頼りがちでクラウドが心のより所っぽい
と、ざっと思いつくだけでも結構あります。
このように対比されているキャラクターたちなので、片方には共感できるけどもう一方は全然理解できないとなる場合が多いんですね。
何度も言いますがこの人たちあえて対比するように描かれてるので。
だからエアリスに共感し見た目も好みだったとしたら、
「ティファってなんか黒ばっかで地味だなあ、性格もウジウジしてるしもっとハッキリ言ったらいいのに!あとクラウドに依存し過ぎ」
って思いがちだし、
逆にティファに共感していたら
「エアリスってグイグイくるし空気読めてなくてなんかウザい。もっとクラウド含め仲間頼れよついでに喋り方も変!」
って思ってしまう可能性が高い。
要はどちらの性格に共感できて自己投影できるか、またはどちらの見た目がより性癖に刺さるのか
で好きな方が違ってくると思います。
恋のライバルであるからこそ
加えてどちらもクラウドのことが好きな恋のライバルなので、より共感しなかった方のヒロインが「嫌な女」に見えてきてしまう可能性が。
応援しているヒロインをクラウドとくっ付けたいと思うのは普通の考え方でしょう。
そうじゃない方はなるべくならクラウドと恋愛フラグなんて立てて欲しくないと思うのも分かります。
だから両ヒロインを熱烈に応援する過激なファンは「なんとかライバルを排除したい」と思う心理が働いてしまうのでしょう。
そして更にゲームでは好感度システムです。
このシステムを搭載したことで、シナリオ上エアリスもティファも、どちらもクラウドのヒロインであるように見えるのです。
エアリス・ティファ、どちらのルートを選んでもシナリオが破たんしないしそれなりにどちらも美しい恋愛ストーリーにも見えるから不思議です。
例えばエアリスルートを進んでいたとしたら、
- エアリスとクラウドは出会いも運命的だし、クラウドはエアリスにだけ心を開いているし、相性占いの結果も良かった。
- エアリスが生きていれば絶対2人は結ばれたに違いない。
- エアリス亡き後のACでもクラウドはエアリスを想って最期の時をエアリスの教会で迎えようとした。
- だからクラウドが好きなのはエアリス!
と解釈できるでしょう。
一方ティファルートを進んでいたとすると、
- ティファとクラウドは幼馴染同士の一途な恋!
- ティファもクラウドも子供の頃からずっとお互いだけを好きで想い合っている。
- ソルジャーを目指したのもティファを守りたいから!
- 決戦前夜には結ばれたしACでは一緒に住んでるんだからティファがクラウドの恋人で確定。
となるわけです。
そして論争になる最大の原因は、
対抗ヒロインルートの恋愛ストーリーは自分の好きなヒロインを真っ向から否定しているように感じてしまう点にある
と感じています。
例えばティファを選んでいる人は、「ティファとクラウドの一途な恋」をとても尊いものとして受け取っています。
この恋はお互い幼少期からぶれずにお互いだけを想っている一途さが魅力なわけですから(特にティファは男性にモテるにもかかわらずクラウドオンリーってところも)、
ぽっと出の女エアリスと恋に落ちるクラウドなんてありえないのです。
エアリスに少しでも心が揺れてフラフラしてる(=エアリス否定)なんて一途とは言い難いですし魅力が半減します。
だからエアリスとの恋愛フラグなんて絶対なかったと信じたいのです。
一方エアリスを選んでいると、ティファはあくまで同郷の友人で恋愛感情はない。
幼い頃は憧れていたかもしれないけど、初恋をいつまでも引きずっているなんて現実的ではないし(=ティファ否定)初恋はエアリスとの出会いで上書きされたと感じます。
このように対抗の意見は自分の好きなものを否定されたように感じるからこそ反発したくなるのではないでしょうか。
FF7は恋愛がメインではないので、主人公とヒロインの恋愛はあくまで「お楽しみ要素」でしかありません。
だからどっちの考え方をしていてもそれは正しいFF7のストーリーの一部であると言えます。
もし片方だけがクラウドのヒロインであると思うのならそれはもう一方のヒロインルートを選んでないからに過ぎません。
エアリスの恋、ティファの恋。
これは平行線で交わることのないパラレルワールドみたいなもの。
どっちも存在し、どっちも存在していない。
選ばなかったルートは、もう一つの世界線であった恋愛として自分の中で処理しておけばいいわけです。
自分の考え方を押し付けない
しかし残念なことに、「自分の選んできたルートこそFF7の正史である。それ以外は捏造と印象操作に違いない。」と主張する人が存在します。
それが冒頭の過激なファンと呼ばれる方々ですね。
先にも述べましたが、2人の恋はどうしてもお互いの恋を否定しあう関係になってしまいます。
だから自分の尊いものが否定されてしまったと強い反発心を抱いてしまう。
否定されたら悲しいし悔しいのでさらに対抗を否定したくなる――――というもはや地獄のスパイラル。
憎たらしい対抗を黙らせてやりたいと考える過激派がもう何年もネット上には存在しています。
何度も言いますが、エアリスの恋もティファの恋もどちらも正史です。
好感度システムで、どちらとも取れるように(なんならどっちでもないように)作ってくれているのが原作です。
どっちが正しいなんて言い争いをしたところで結論は出ません。
結論が出るとすれば公式が「こっちがクラウドの恋人です!こっちは誤りです!」とアナウンスした時でしょう。
ですが公式がそんなことするとは到底思えません。
結局両方のファンを捕まえておく方が公式的にもオイシイし話題にもなりますから。
派生作品以降ではティファにはクラウド、エアリスにはザックスという流れで論争をおさめたいのかなあ?なんて雰囲気もありましたが、
やはり結論を出すつもりはしばらくない(というか永久にない)んだなと感じました。
リメイク序盤ティファとクラウドの距離がめちゃくちゃ近いしクラウドの異常なまでのティファ連呼(マジで引くくらい多い。言いたいだけ?)に
「ついに結論出すのか?」と思いきや、
エアリスが登場してなんかクラウドもエアリスに惹かれてるっぽいし、エアリスにもそれ感づかれたのか「好きにならないで」と言われる意味深なシーンとかあって
「相変わらず論争の火種まき散らしてるなあ公式!」って感じでしたし。
ちょっと横道にそれました。
要は自分の意見と違うからと言って相手を否定したり言いくるめようとしてもそれは無意味なのです。
意見の押し付け本当によくないです。
いらない争いを生むだけ。
だって同じゲームしていても見てきてるもの違うんだから、考え方違ってて当たり前。
かつお互いの恋愛は同じ人を好きである以上相いれない関係です。
それなら「自分はこの人の意見に共感はしないけど、こういう考え方もあるんだな」と納得する以外方法はないのではと思います。
最後に
両ヒロインはお互いが対照的になるような見た目と性格ゆえに、どちらか一方にのみ共感する・見た目の好みが分かれやすい傾向にあります。
更に主人公との恋愛も好感度システムの搭載によって、自分の思いたいように受け取れるようにできています。
これがFF7の画期的な部分でもありますが、ヒロイン論争を煽る原因にもなってしまいました。
そもそもヒロインに興味ないしストーリー重視のファンからすれば「どっちが好きでどっちがクラウドに相応しいか」なんて戦いは実に無意味だと感じていることでしょう。
何度も言いますが結論なんて出ないと思われます。
殴り合うだけ無駄で、
自分の好きなヒロインのことだけ語ってればいいわけです。
対岸に足を踏み入れない。
そして対抗の意見を見てしまっても自分の考え方は押し付けない。
プレイヤーの数だけ解釈があると納得する。
これに尽きると思います。
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