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この記事ではFAINAL FANTASYⅦ及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご注意願います。
名作と呼び声も高いFF7ですが、一度プレイしただけでは把握できないくらいストーリーが難しいです。
リユニオン?ジェノバ?ライフストリーム!?それって一体なんだったの!?
と、一回目だと突然のカタカナ用語連発に間違いなく置いてけぼりをくらいます。
この記事ではFF7未プレイの方、いまいちストーリーが分からなかったという方のためにできるだけ分かりやすくまとめてみます!
FF7はどんな物語?
FF7には大きく分けると2つのストーリーが見えてきます。
- クラウドとその仲間たちが星の生命を脅かす厄災と戦い、救う話
- クラウドが本当の自分を取り戻し、成長する話
1つ目は要するにクラウドが長い旅の末にセフィロスを倒す話ですね。星を滅ぼそうとするセフィロスに立ち向かうクラウド。基本はこの主人公とラスボスの攻防がFF7のメインストーリーです。
そしてこのメインストーリーに外せないもう1人のキーパーソンがエアリスです。エアリスなくしてFF7を語ることはできません。星を救うには彼女の力が絶対的に必要なのです。
FF7のメインストーリーはクラウド・セフィロス・エアリスの3人が中心となって展開されると言っていいでしょう。
そして2つ目はクラウド自身が目を背けていた本当の自分と向き合う成長物語です。有名な話ですが、ゲーム序盤に出てくるクールな性格の元ソルジャー・クラウドは実は本当の彼の姿ではありません。あれは彼の心の弱さが災いして、『思い描く理想の自分』を演じさせられているに過ぎないのです。
英雄に憧れたけど夢に敗れたクラウドが、本当の自分と向き合うことで星を救う真の英雄に成長するところもFF7のもう一つのメインストーリーと言えます。
FF7のストーリーを解説!
ではここから難しいFF7のストーリーを本編の時系列に沿って解説していきます。
なるべく分かりやすくするためにストーリーの大筋だけまとめ、それ以外のサブイベントなどは省略させて頂きました。
※この記事で解説するのはリメイクではなくあくまでオリジナル版(原作)です。リメイク版とは異なる部分がありますのでご注意下さい。
オープニング〜爆破ミッション
ピザのようなプレート都市で構成された巨大都市・ミッドガル。
都市全体を支配する巨大企業・神羅カンパニーは、星の精神エネルギーである『魔晄』を星の中心部から吸い上げ、それを魔晄炉という施設から電力エネルギー変換し各地に供給することでめざましい発展を遂げてきました。
この世界では生物が死によって星へ還る時、持っていた知識やエネルギーは星に蓄えられ、そのエネルギーがまた新たな生命を生み出します。この精神エネルギーの循環がライフストリームであり、魔晄の源となるもの。
魔晄のおかげで人々は便利な生活を送れるようになったものの、本来星に還るべき魔晄の搾取は当然ながらライフストリームの流れを阻害します。この行為は星自体の力をすり減らし、星を衰退させる最大の要因となっていました。
結果として土地は荒廃し、ミッドガルでは草木や花がほとんど咲かなくなりました。
しかしこの事実は一般にはあまり知られておらず、現状に危機感を覚えた一部の者たちがグループを結成し、『反神羅活動』を行うようになったのです。
ミッドガルで『何でも屋』をやっていた神羅カンパニーの元ソルジャークラス1st・クラウドは、数日前に偶然再会した同郷のティファに誘われる形でバレット率いる反神羅組織アバランチに雇われ、魔晄炉を爆破するミッションに参加していました。
エアリスとの出会い
爆破ミッションの途中で、クラウドはミッドガルに住む花売りの女性・エアリスと運命的な出会いを果たします。
古代種(セトラ)の最後の生き残りである彼女には、星の声を聞いたり人の生死を感知するなどの不思議な能力がありました。
星と共に生きてきた種族の古代種は、言い伝えによると約束の地と呼ばれる至上の幸福が眠る土地を探し求めていたと言われており、その至上の幸福を『魔晄が豊富にある場所』と独自解釈した神羅は、エアリスに約束の地がある場所を特定させようと執拗に彼女を付け狙っていました。
神羅に追われるエアリスを守るため、クラウドはエアリスのボディーガードを引き受けることに。
しかし、混乱の中でエアリスは神羅に捕まってしまいます。
彼女を助け出すため、クラウドはバレット、ティファと共に神羅ビルへと乗り込むのでした。
消えたジェノバとセフィロスの存在
神羅ビルに到着し無事エアリスを救出できたクラウド一行でしたが、それも束の間。神羅ビル内に突如として異変が起こります。
そこでクラウドたちの目に飛び込んできたものは、無惨にも殺された神羅社員や社長・プレジデント神羅の変わり果てた姿でした。
プレジデントの背中に深々と刺さる長い刀。それは5年前に行方不明となり、亡くなったと報道された伝説のソルジャー・セフィロスのものだったのです。どうやらセフィロスはプレジデントたちを殺害した後、神羅の科学部門が保管していたジェノバと呼ばれる宇宙生命体の胴体を持ち去ってしまったらしく―――…。
セフィロスが生きている。
それを知ったクラウドは悪い予感がします。5年前、任務の一環でセフィロスがクラウドと共にクラウドの故郷ニブルヘイムに向かった時のこと。
それまでは強くて勇敢で子供たちの憧れとも言えるべき存在だったセフィロスが、突然豹変して牙を剥きニブルヘイムを焼き払ってしまったのです(ニブルヘイム事件)。
攻防の末、確かにあの時クラウドはセフィロスを倒したはず。
それなのになぜ彼は生きているのか、そして目的は何なのか―――あの日の決着をつけるべく、クラウドはミッドガルを抜けてセフィロスを追いかける長い旅に出ます。
セフィロスを追って
事情を知らない仲間たちに、クラウドは自分とセフィロスの因縁について語ります。
しかし、クラウドが話し始める過去になぜだか口籠もってしまうティファ。
彼女はクラウドの話に違和感を覚えながらも、曖昧に返事をすることしかできませんでした。
セフィロスの目撃情報を元に各地を巡る途中、今はもう存在するはずのないニブルヘイムにたどり着いたクラウド一行。
ニブルヘイムは5年前セフィロスによって焼き払われ、主滅したはず。それなのにクラウドの家もティファの家もそして住民たちまでもが、かつてとほぼ変わらぬたたずまいを見せていたのです。
唯一異なるのは、町中に「リユニオン」と呟きながらうごめく奇妙な黒マントの人々が溢れていたこと。
村人に事情を聞くも、不自然に話をそらされるばかり。
どうやらこの村はニブルヘイム事件の隠蔽を目論んだ神羅によって再建されたものであり、住民も元々ここにいた人たちではなく神羅から雇われている人間が住民のふりをしていただけだったのです。
そんな戸惑うクラウドの前にセフィロスが現れ、こう言います。
「お前もリユニオンに参加しないのか?もしお前が自覚するならば、私を追ってくるがよい」
事情が飲み込めないクラウドに謎めいた言葉を残し、セフィロスは再び消えてしまいます。
セフィロス出生の秘密
旅を続けるうちに、セフィロスの真の目的を知ることになるクラウド。
かつて子供たちの憧れで伝説のソルジャーだったセフィロスが、突如として神羅を裏切り発狂してニブルヘイムを焼き払ってしまった理由―――それは、このニブルヘイムで自分の出生の秘密を知ってしまったからなのです。
約2000年前、宇宙から飛来した謎の知的生命体ジェノバ。
残虐で狡猾、攻撃性が高く自分以外のものを滅ぼそうとする習性のあるジェノバは、当時まだ数多く存在していた古代種から『空から来た厄災』と恐れられてきました。
ジェノバは古代種をほぼ根絶やしにしたものの、生き残った古代種に封印され地中深くで眠りについていたのですが、その封印を解き、ジェノバを目覚めさせてしまったのが神羅の科学部門でした。
神羅は約束の地を見つけ出せる能力のある古代種を求めていました。
しかし、古代種はすでに希少な存在。ならば人為的に生み出そうと、非人道的なプロジェクトを開始します。
それが、ジェノバプロジェクトと呼ばれるものでした。
神羅はジェノバを古代種だとする間違った見解で実験を進め、仲間の研究員の女性を実験体として彼女の体内にジェノバ細胞を注入することで新たな生命体を生み出し、彼女に出産させました。
こうして産まれたのがセフィロスだったのです。
この実験はニブルヘイムの神羅屋敷を拠点に行われていたためそこには当時の資料が数多く残されており、セフィロスは自分が普通の人間ではないことを知ってしまいます。
ジェノバ細胞を埋め込まれた人間は身体能力が飛躍的に向上するため、特出した強さを誇る自分を特別な人間だと感じていたセフィロス。
しかし自分はこんな形で生み出されていたとは。
自分は、人間ではなくモンスターなのか…?
突きつけられた事実に発狂したセフィロスはこの時点から人としての立場を捨て、まるで自分がジェノバそのもののように振る舞い、そして選ばれしこの星の支配者であるとして人類の敵とも言える行動に出るようになります。
古代種の神殿
セフィロスの真の目的はこの星に究極の破壊魔法メテオを落として星を傷つけ、そこから大量に溢れ出す精神エネルギーと一体化して新たな神に生まれ変わることでした。
メテオの発動条件となる黒マテリアをセフィロスに渡すまいと、クラウドはエアリスと共に古代種の神殿へと向かいます。
なんとか先回りして黒マテリアを手に入れることができたものの、そこにセフィロスが姿を表した瞬間――――クラウドの身に異変が。
突然意識がおかしくなり、自分の意思とは全く関係なくエアリスを傷つけようとしたり、さらにはこともあろうに自らの手でセフィロスに黒マテリアを渡してしまったのです!
この時彼自身も、自分の身に何が起きたのか全く理解できずにいました。
エアリスとの別れ
クラウドは自分を責め、自分がなぜこのようなことをしてしまったのか分からず恐怖を感じていました。
エアリスはそんなクラウドを気遣い、「セフィロスのことは私に任せて」と言い残してたった1人忘らるる都へ行ってしまいます。
古代種であるエアリスが母親からの形見である白マテリアを使って星に祈りを捧げれば、メテオに対抗できる唯一の白魔法ホーリーを発動し、この星をメテオの脅威から救うことができるのです。
エアリスの後を追うクラウドでしたが、エアリスが祭壇で祈りを捧げている最中―――真上から降りてきたセフィロスの刀に胸を貫かれ、クラウドの目の前で彼女は命を落とします。
ただ茫然とエアリスの亡骸を抱きしめるクラウドを見て嘲笑うセフィロス。
そのセフィロスだったものは突如としてモンスターへと姿を変え、ジェノバ・LIFEとしてクラウドたちに襲いかかってくるのでした。
セフィロスの姿をしていたジェノバ・LIFEを退けたクラウド一行。
溢れる悲しみの中、クラウドはエアリスを都の泉に葬ります。彼女の体はゆっくりと、泉の深くへ沈んで行くのでした。
セフィロスはなぜエアリスを手にかけたのか
ストーリーを振り返っていて感じるのが、
本当にセフィロスはエアリスを殺害する必要があったのか
ということです。そもそも、エアリス死ぬ必要あった?って個人的には思います(ゲーム制作上の大人の事情は置いといて)。
セフィロスにとって古代種エアリスは最も目障りな存在ではありますけど、エアリスを生身で生かしている方がセフィロス的にメリットあったんじゃない?っていう。
これはPart2で書きますが、最終的に星を救ったのはライフストリームです。
エアリスはライフストリームの中でも意志を保ち続け、クラウドたちや星に力を貸しています。そしてセフィロスも死後はライフストリームの中で存在し続けつつ悪事を目論んでいるんですが、それを阻止すべく戦っているのもエアリスです。
続編のACで死の病を治す泉を出したのもエアリスでした。
セフィロス、エアリスが生きてる時以上に彼女に野望を阻止されてます。
こんなことになるなら生かしておいた方がまだマシだったってセフィロス思ってません?ホーリーを阻止するためってならエアリスと白マテリアを引き離しておけばよかっただけですから。
セフィロス黒マテリア欲しがるよりまず白マテリアどうにかしたほうがよかったんじゃない?白マテリア奪い取って祈らせないようにエアリスをどこか地中深くにでも監禁してればよかったと思います。黒マテリアはそれからでも良し。
なんで殺したの?セフィロス。
考えられるとすれば、クラウドを絶望させてやりたかったのでしょうか。セフィロスはとにかくクラウドに絶望を贈りたがりなので。
言い方は悪いですが殺すなら別にいつでも殺せたでしょう。エアリスが1人になった時にでもやろうと思えばいけたはずです。物理的な力だけでは間違いなくセフィロス>エアリスなので。
でも、わざわざクラウドが来るのを待ってわっざわざクラウドの目の前でやってやったのを踏まえると、
エアリスの死をクラウドに見せつけることにこそ意味があった
のではないかと思います。
エアリスの死を見せつけることで心が不安定になったクラウドを、さらに追い詰めて早く自分の完全な操り人形にしたかったのかな、と。そうでなければエアリスを殺すメリットがセフィロスにはありません。
後はジェノバ母さんを封印させた憎たらしい種族を完全に根絶やしにしてやりたかったか。それもあり得そうですけど、それならわざわざクラウドの目の前じゃなくても気が向いた時にサクッとやればよかったわけで。
やっぱりクラウドに絶望を贈りたかった、というのが1番しっくりきます。
最後に
ということで、微妙に長くなりそうな記事なのでPart1は爆破ミッションからエアリス離脱までをまとめました。
今回大筋のみのストーリー解説なので省略しましたが、前半はクラウドの女装イベントやゴールドソーサーでデートイベントがあったりなどなど比較的明るい内容のイベントが多い印象です。
しかし、エアリス離脱以降の後半はびっくりするくらい画面やBGMが暗くなってストーリーが重苦しくなっていくのもFF7ですね。クラウドの精神崩壊イベントは何回見ても一緒になって気持ちが沈みます。
その辺りも後半にまとめましたのでよろしければお付き合い下さい。
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