BUMP OF CHICKENというバンドを皆さんはご存知でしょうか。個人的には知らない人の方が少ないくらいに超有名な日本を代表するロックバンドの1つだと思っています。
彼らは2016年に結成20周年、2020年にはメジャーデビュー20周年を迎えますが、今現在もなお性別や年代を問わず新しいファンを獲得し続ける大人気バンドなんですね!
しかし長く活動しているが故、どうしても最近ファンになった方だと過去にリリースされた曲まですぐには追いかけられないのも事実。BUMPにはシングルとしてリリースされている曲以外にも、アルバム曲やカップリング曲まで聴かなきゃもったいない!レベルの曲が山ほど存在しているんです!
定番曲以外にどんな曲があるの?ライブではどんな曲を歌ってくれるの?というファンになりたてで今後はライブ参戦も考えている方の為に、ファン歴ライブ参戦歴どちらも10年以上の管理人が自信を持っておすすめする、【ライブで必ず盛り上がるBUMP OF CHICKENの楽曲】を紹介します!!
BUMP OF CHICKENって?
まずは簡単に彼らの紹介から。BUMP OF CHICKENは藤原基央さん(ボーカル、ギター)、増川弘明さん(ギター、コーラス)、直井由文さん(ベース、コーラス)、升秀夫さん(ドラムス、コーラス)からなる千葉県佐倉市出身の幼馴染4人組バンドです。
中学生の頃に文化祭でバンドを結成したことがきっかけで活動を開始。それ以降オリジナル曲をもって次々と各地の大会へ出場するようになりました。1996年夏の全国大会では【ガラスのブルース】でグランプリを獲得。その頃に音楽プロデューサー木崎賢治さんにスカウトされCDデビューへと進んでいきます。そして1999年3月にインディーズデビュー、2000年9月に【ダイヤモンド】でメジャーデビューを果たし現在に至る、ということですね!
ちなみにBUMPが現メンバーになったのは結成よりも少しあとのこと。現在のギター担当である増川さんは初期の頃スタッフのような役割を担っていました。しかし、当時のギターであったメンバーの”あいつ”(公式表記)は真面目に練習をせずやる気が感じられなかった。そんな中チームワークに不安を感じていた他のメンバーが増川さんを誘って4人で大会に出場したところ大健闘。結果”あいつ”はバンドを離れることになり増川さんが正式にギターとして迎えられたというエピソードがあります。
ライブでもよく歌われるおすすめ曲!
最新アルバムが発売された時はアルバム収録曲がもちろんメインになりますが、それ以外の過去に発表された曲も数多く歌われます。最新曲だけでなく以前リリースされた曲も合わせて聴いて行くとライブがより楽しめるようになりますよ!どんな曲がよく歌われるのか一つ一つ見ていきましょう!
ガラスのブルース
1999年3月リリースの【FLAME VEIN】収録曲。これは前述の通りBUMP OF CHICKENがデビューするきっかけになった曲ですね。もう20年ほど前の曲になりますが現在も現役で演奏され、そしてライブ中ファンの大合唱が起きる曲の一つ。ボーカルの藤原さんがみんなで歌ってくれ、と合図を送ってくれるので、一緒に歌えるよう是非歌詞を覚えて行きましょう!主にこの部分ですね。前半が藤原さん、後半はファンが歌います。
だけどオマエのそのブルースは 皆の心の中に刻まれた
これからツライ事がもしあったなら 皆は唄いだす
ガラスの眼を持つ 猫を思い出して
空を見上げて ガラスのブルースを
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
ガラスのブルースは比較的アップテンポな曲ですが、【ガラスのブルース(28 years round)】というアコースティックバージョンもありますので気になった方は合わせてどうぞ。
ダイヤモンド
何回転んだっていいさ 何回迷ったっていいさ
大事なモンはいくつもないさ後にも先にも ひとつだけひとつだけ
その腕でぎゅっと抱えて離すな
世の中にひとつだけ かけがえのない生きてる自分
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2000年9月にリリースされたメジャーデビューシングル。かなり過去の曲になりますが現在もよくライブで歌われる人気曲です。サビで繰り返される「ひとつだけ」の歌詞が印象的ですね。
天体観測
2001年3月にリリースされたメジャーデビュー後2枚目のシングルです。説明不要の有名楽曲ですね。天体観測を楽しみにライブに行く方も多いのではないでしょうか。BUMPといえばまずこれを思い浮かべるほどの定番曲で、流れ星をイメージしたあのイントロが流れると「BUMPのライブに来たんだ!」と実感が沸き間違いなくテンションが上がります。余談ですが天体観測の時によく銀テープが発射されるので欲しい方は豆知識として頭の片隅に置いといていただければ幸いです(笑)
supernova
誰の存在だって 世界では取るに足らないけど
誰かの世界は それがあって造られる
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2005年11月に両A面シングルとしてリリースされた1曲。BUMPといえばその歌詞の世界観に惹かれる方も多いですが、この曲はなんとサビに歌詞がなく「ラララ」としか表記されていない珍しい曲です。【supernova】はライブでよく歌われるというよりはライブの時はこの曲のサビをファンが一生懸命歌い(歌詞はないですが)アンコールを煽ることで有名になっています。ライブ会場の一体感を感じたい場合はこの曲も聴いていくことをお勧めします。
真っ赤な空を見ただろうか
一人で見た 真っ赤な空 君もどこかで見ただろうか
僕の好きな微笑みを 重ねて浮かべた夕焼け空
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2006年11月リリース【涙のふるさと】のカップリング曲です。最近でこそ機会は減りましたが、少し前まではアンコールのラストで歌ってくれる曲でした。カップリング曲はどうしても日の目を見ることが少ないのもまた事実…ですがこの曲を聴かないのは本当にもったいないレベル。ライブで聴くと感動して涙が出るほどです。
メーデー
2007年10月リリース。【花の名】と同時リリースされました。2007年発売ですが現在もライブでよく歌われる定番曲として定着しつつあります。人気曲なのでイントロからファンの歓声が上がりますし疾走感溢れるメロディがライブでもかなり盛り上がるんですね~!個人的にはアルバム【orbital period】収録のインストゥメンタル曲【星の鳥】から合わせて聴くことをおすすめしております。ちなみにメーデーとは5月1日の労働祭の方ではなく「救難信号」の方です。
虹を待つ人
2013年8月に1st配信限定シングルとして発売されました。こちらの曲もライブでは定番になっている曲の1つで、サビの部分のコーラスをファンが合唱するのも恒例です!会場全体が一体となるのってライブの醍醐味ですよね。サビのコーラス部分は「オーオー」で歌えるのでメロディさえ覚えてしまえばすぐに参加できます。
ray
○×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程 生きるのは最高だ
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2014年3月発売のアルバム【RAY】に収録された曲。BUMP OF CHICKEN初のアルバムタイトル曲です。初音ミクとコラボしたことも有名ですね。BUMPの中では比較的新しい方の曲ではありますが、すでにライブでは定番となっているこの曲。曲の良さはもちろんライブ中の曲に合わせた光の演出がとても美しいです。曲とは別の話ですが、ray演奏中のチャマことベースの直井さんの動きがとても可愛いのでライブ参戦の際はそちらも是非注目したいところ。
Butterfly
涙は君に羽をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊った
消えてしまう最後まで 命を歌った 量産型
その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく
何よりも綺麗な事 本当は もっと 知っている ずっと
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2016年2月発売のアルバム【Butterflies】のリード曲。シングルではないですがリード曲は今後も歌われる可能性が高いので選ばせて頂きました。
望遠のマーチ
2018年7月に配信限定シングルとして発売されました。アプリのCM曲として流れていたのでタイトルは知らなくても耳にしたことがある人も多いかもしれませんね。まだ発売されたてのアルバム収録曲なのですが、歌詞の覚えやすさやライブ向きなメロディーのノリの良さ、サビが歌いやすいことも相まって今後定番化する可能性の高い曲だと推測します!現にこの前のライブではサビの「いこうよ」の部分でファンによる大合唱が起きました。
新世界
頭良くないけれど 天才なのかもしれないよ
世界がなんでこんなにも 美しいのか分かったから
例えば 曲がり角 その先に君がいたら
そう思うだけでもう プレゼント開ける前の気分
ハズレくじばかりでも 君といる僕が一等賞
僕はこれが良いんだ 何と比べても負けないんだ
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2019年7月発売の【aurora arc】収録曲。あの有名な?キラーワード「ベイビーアイラブユーだぜ」が歌詞に入ってるのはこの曲だったんですね。こちらも望遠のマーチ同様まだ新しい曲で今後は不明ですが、かなり個人的意見ですがこれからもずっと歌い続けてほしい曲なので選ばせて頂きました。とにかく歌詞がめちゃくちゃ可愛い。初見こそ「ベイビーアイラブユーだぜ」ってなんだそりゃって正直思いましたが、淡い少年心を描いた歌詞の内容が非常にBUMPらしく結果大好きな一曲になりました。
聴けたらラッキー!なおすすめ曲
過去にリリースされ、なかなか最新アルバムのツアーでは聴けなくなった曲たちもアンコールやスペシャルライブだと歌ってくれることもあります。聴けたら幸運な名曲をいくつか簡単にご紹介します。
LAMP
1999年11月発売のBUMP唯一のインディーズシングル。20歳の頃に作られた曲ということもありとても若さが感じられる一方で、こんな歌詞を20歳の頃にもう書いているのかと、やはりその言葉選びのセンスに鳥肌が立つ曲でもあります。曲の表記はLAMPとランプがありますが、曲の内容に違いはないらしいです。
グロリアスレボリューション
2000年3月発売のアルバム【THE LIVING DEAD】収録曲。なかなかライブで出会う機会が少なくまだ一度しか生で聴けていないのですが、2014年のライブに行った時初めて生で聴くことができ感動したのを覚えています。初期の頃の曲なのでまだまだ曲調や歌詞も若さがあり尖っていた時代を思い出させてくれる作品。
ハンマーソングと痛みの塔
2007年12月発売のアルバム【orbital period】収録曲。orbital period発売時期のツアーとスペシャルライブで歌われていましたが最近は全然聴けてません…がとても人気のある曲です。もっと歌って欲しい!という期待をこめていつもライブに行きますがなかなか難しいところ。一度聴くと耳に残るメロディと歌詞の内容が物語になっているのもまた注目ですよ!
才悩人応援歌
隣人は立派 将来有望才能人
そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ
怠けて見えたかい そう聞いたら頷くかい
死にたくなるよ 生きていたいよ
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
2007年12月発売のアルバム【orbital period】収録曲。とくに歌詞に藤原さんらしさを感じる曲。タイトルは才悩人、歌詞は才能人。言葉遊びのセンスが光っていると思いませんか?平凡に生きてきた才が無いことに悩む自分の人生なんて才能のある奴から見ればつまらないものなんだろうな。でもこれでもまあまあ頑張って生きてるんだけどな、っていう内容の歌詞に共感します。
かさぶたぶたぶ
2007年12月発売のアルバム【orbital period】収録曲。ある放課後のこと、仲良しの友達と喧嘩してしまった少年の膝小僧にできた「かさぶた」が少年に優しく語りかけるよう進んでいく歌詞が印象的な曲。絵本のような温かい物語で心が疲れてしまった大人の方にこそ聴いてもらいたいです(笑)
歌詞の最後の、
僕はかさぶた また会える日が 待ち遠しいけれど 本当は
二度と会わずに 済むのが一番 怪我には気を付けてほしいな
でも たまには 転んでもほしいな
引用元→歌詞検索J-Lyric.net
というかさぶたくんの気持ちが優しくて泣けますね。ライブでお目見えすることはほとんどなかったですがまだ聴いたことのない方は是非!
乗車権
2004年8月発売のアルバム【ユグドラシル】収録曲。当時はカップリング曲として発表する予定がどうにも主張が強い曲なのでアルバム曲になったというエピソードがある通り、歌詞のメッセージ性が強く割とダークな印象が残る作品です。上記の【かさぶたぶたぶ】との印象は真逆です。しかし曲調はすごくかっこいいのでライブで聴けるとテンションがあがります!是非歌詞に注目して一度聴いてみて下さい。
ホリデイ
2002年12月発売の【スノースマイル】カップリング曲。そんなことはないって分かってるんだけど、失敗も後悔もない人生っていいよなあ。だってほら現実は外じゃ雨が降ってるし、時計の電池は切れてるし、君からもらった花はすぐ枯れてしまったし、上手くいかないなあ…みたいな日々の倦怠を布団の中で延々と呟いている内容の歌詞が非常に共感するんですね!歌詞がいいと注目されるのはスノースマイルの方でしたが、むしろホリデイの方が共感しやすいのではないでしょうか。正直ほぼ歌われない曲ですが(笑)完全な趣味として紹介したい一曲でした!
最後に
今回はライブでよく歌われる人気曲を中心に紹介させて頂きました。BUMPの曲は全てが現役です。20年近く前のシングルもアルバム収録曲も最新ライブで演奏してくれます。だからこそ最新アルバムだけ聴いてライブに行くのは非常に勿体ないんですね!!BUMPはライブチケットが取りにくいことでも有名です。ライブハウス規模の時は戦争です。運良くチケットが取れた時、ライブを十二分に楽しんで頂くためにも是非この記事が参考になることを願っています。