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この記事では魔法騎士レイアースの原作、アニメその他関連作品のネタバレを含みます。
魔法騎士レイアースは1993年に月刊少女漫画誌『なかよし』で連載がスタートし、その後アニメ化・ゲーム化・OVA化と幅広くメディア展開された大ヒット漫画です。
作者はあの超人気女性漫画家グループの『CLAMP』。
『カードキャプターさくら』や『XXXHOLiC』などの作者さんであり、『コードギアス』のキャラクターデザイン原案も手掛けられている方々です。
当時爆発的な人気を誇ったレイアースですが、20年以上前の作品になりますので
- リアルタイム世代ではない
- キャラは見たことあるけどストーリーは知らない
という方も残念ながら多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、今から知っても遅くない!なんなら大人になったからこそ読んでほしい!魔法騎士レイアースの魅力をネタバレてんこ盛りで徹底的に紹介していきます!
この記事はレイアース第1部冒頭を紹介したものになります。
物語の結末が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
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【レイアースの魅力1】まずはざっくり「あらすじ」から
レイアースの原作は1部と2部に分かれており、各3巻ずつの全6巻。
意外と連載期間が短く、物語は猛スピードでさくさく進んでいきます。
世界観は90年代の漫画らしく、剣と魔法の王道ファンタジー。
1993年、社会科見学の一環として東京タワーに訪れていた『獅童 光』、『龍咲 海』、『鳳凰寺 風』の3人は、ぞれぞれ別々の学校に通う中学2年生。
偶然東京タワーで出会った3人は突如としてまばゆい光に包まれ、窓の外にお姫様のような女の子の幻影を見ます。
「この『世界』を助けて……」
「伝説の 魔法騎士(マジックナイト)たちよ」
その言葉が聞こえた直後、3人は『地球』とは全く別の異世界『セフィーロ』に招喚されていたのでした。
セフィーロで最初に出会った導師『クレフ』は彼女たちに伝えます。「『魔法騎士(マジックナイト)』となり、この世界を救ってほしい」と。
光たち3人が東京タワーで見た女の子の幻影『エメロード姫』はこの世界の『柱』と呼ばれる存在。
これまでは柱である彼女がセフィーロを愛し祈りをささげることで平和と秩序が保たれ、皆が幸せに生き、人や精霊・精獣たちが共に仲良く暮らしていました
しかし神官『ザガート』の手によってエメロード姫が捕らわれてしまって以来、セフィーロは魔物の闊歩する混沌の世界へと変貌してしまったのです。
突然のことに戸惑う3人でしたが、魔法騎士となってエメロード姫とセフィーロを救う旅に出る決意をします。
目的は魔法騎士となって、ザガートを倒すこと。
そうすればきっと、セフィーロの人もエメロード姫も喜んでくれる――――そう、信じていたはずなのに。
待ち受けていた本当の結末とは。
【レイアースの魅力2】個性豊かなキャラクター
ここではレイアースに登場する個性的な魅力で溢れるキャラクターをご紹介します。
獅童 光
本作のヒロインの一人で女子中に通う中学2年生。
3人のヒロインの中でも特に主人公的な存在です。
明るく元気でやや少年っぽさのある女の子で、145㎝という小柄な身長から実年齢よりも幼く見られがち。
困っている人を放っておけない性格で、誰よりも真っ先に魔法騎士になってセフィーロを救う意思を示しました。
海曰くいわゆる『熱血少女』。心の強さは随一。
実家が剣道道場を営んでおり幼い頃から剣道を習っていたため剣の扱いが上手。
幼稚園児だった時点で剣道で父親を負かしていおり、そのショックから父親は修行の旅に出ていて不在。
3人の兄に溺愛されながら愛犬の閃光(ひかり)と共に暮らしていました。
運動神経も3人の中で一番良く、魔法騎士になる以前から戦闘に対するポテンシャルは高かったようです。
学年問わずの人気者で、愛犬の閃光と生活をしていることもあって動物と意思疎通をはかることも可能。
後述するモコナと一緒に行動していることも多いです。
イメージカラーは赤で、クレフから授けられた魔法により炎タイプの魔法を会得します。
龍咲 海
本作のヒロインの一人で、財閥や政治家の娘が通うお嬢様学校の中学2年生。
万年新婚夫婦のようなラブラブ美形両親の下で暮らしていました。3人の中で一番長身。
モデルのようなスタイルの良さとアイドル顔負けの美人ですが、作中では比較的コメディリリーフ的な存在でもあります(一番顔芸が凄い)。
気が強い性格で思ったことを口に出すことも多く一見失礼な子に思われがちですが、根は優しく誰よりも仲間想い。
旅の途中で対峙したザガート一派の『アスコット』を叱責し、改心させたことで2部からはアスコットに想いを寄せられるようになりますが、本人は全く気付いていません。
学校ではフェンシング部に所属しており、彼女もまた剣の扱いは招喚以前より長けているご様子。
セフィーロでの愛剣は細身の剣で、フェンシングのそれを彷彿とさせます。
イメージカラーは『青』でクレフから授けられた魔法は水タイプ。
鳳凰寺 風
彼女もまた本作のヒロインの一人で、有名な名門私立中学校に通っている中学2年生。
いつも笑顔でおっとりした真面目な性格、お嬢様口調で話す優しい雰囲気の彼女ですが、頭の回転が速く洞察力も優れているので敵との戦闘シーンでは策士としても活躍します。
風のイメージカラーは『緑』でクレフから授けられた魔法は風タイプ。
攻撃特化型の光・海に対して唯一回復魔法や防御魔法を使えるので、戦闘では頼りになるサポート役の一面を見せることも。
学校では弓道部に所属している為セフィーロに招喚されてからしばらくは弓を使って戦っていましたが、
物語の中盤で武器を作ってもらって以降の戦闘では剣を使って戦うようになりました。
ちなみに後述の剣士『フェリオ』とは恋愛フラグの立つキャラでもあります。
モコナ
白くてよく弾む、ふわふわした謎の生き物。魔法騎士たちの旅を導く水先案内人です。
クレフがエメロード姫から受け取り、その後は後述の『プレセア』の元へ託されました。
旅の道案内をしてくれるものの人間の言葉を話すことはなく基本的には「ぷぅ」という鳴き声(?)のみ。
動物と意思疎通ができる光はなんとなくモコナの言っていることを理解しているようで、2人がセットで描かれることも多いです。
額の飾りからは旅に必要なものを出してくれたり、遠く離れた仲間と通信できる便利な機能を備えています。
実はこのモコナ。
アニメでは語られませんが、原作の終盤では驚くべき正体が明かされるのです。
エメロード
セフィーロの『柱』である女性。
波打つ長い金色の髪が特徴で幼い少女のような見た目をしていますが、実はかなりの長寿者。
『意志』の強さが何よりも勝るセフィーロは柱の存在なくして成り立たず、まさにセフィーロそのものといっても過言ではない存在。
これまで平和の均衡が保たれていたのは彼女が祈りでこの世界を支えていたからでした。
一見すると柱はこの国の全ての実権を握れる絶対的な存在であるようにも思えますが、柱はただひたすらセフィーロを愛することだけを求められ、
生前退位や自死することも許されません。
少しでも心が揺らぐことがあればセフィーロは崩壊へ向かってしまうのです。
たった一人を愛し、その人の幸せを願うことも許されず、セフィーロの平和の為に柱本人の心の自由は許されない―――まさに平和の為の生贄とも呼べる存在がエメロード姫=柱なのです。
クレフ
魔法騎士たちがセフィーロに招喚された時最初に出会った人物。
この世界で最高位の導師(グル)―――いわば、最も位の高い魔法使いです。
145㎝の光よりも小柄な為ものすごく若く見られがちですが、実は745歳の年長者。
海いわく「若作りで許される限度を超えている。」
やや短気な性格ですが最高位の魔法使いとしての力は本物で、光たちに魔法を授けてくれただけでなく強力な攻撃魔法、防御魔法、聖獣招喚魔法を使用することが可能。
クレフが最初に魔法騎士たちに伝えた、「この世界を救ってほしい」という言葉。
その言葉の本当の意味、魔法騎士たちが異世界から呼ばれた真の理由―――それを伝えることができなかったことに彼は罪の意識を感じていました。
ザガート
クレフの弟子の一人で、エメロード姫の祈りを補佐する神官(ソル)だった人物。
黒装束に身を包み、床まである長い髪を毛先近くでまとめた髪型が特徴の男性キャラ。
本来は思慮深く穏やかな人物でしたが、とある強い想いから魔法騎士を抹殺しようと刺客を送り込むようになります。
当初はセフィーロの支配が目的だと思われており、魔法騎士や登場人物のほとんどがそう考えていましたが、
ザガート本人には「セフィーロより大切なものがある」らしく、真の目的はセフィーロの支配ではないことが物語中盤で明かされます。
【レイアースの魅力3】衝撃のストーリーを紹介
レイアースは正義の主人公が敵を倒すただの勧善懲悪ではない奥深い物語なんです。
魔法騎士が招喚された本当の理由
前述しましたが、魔法騎士たちはセフィーロを救うために招喚されました。
王道ストーリーであれば、ボスを倒し、さらわれたお姫様を取り戻せば世界は平和になりハッピーエンドです。
一般読者だって普通にレイアース読んでいればこの展開でくると通常は思うはず。
魔法騎士たちは各所に立ちはだかる困難を乗り越え、セフィーロの各地に眠っていた魔神を蘇らせ、そしてついにザガートを倒すことができました。
これで自分たちは元の世界に帰れる、エメロード姫にも喜んでもらえる――――そう思いきや。
彼女たちがザガートを倒したその矢先。
なんと突如として豹変したエメロード姫が、ザガートを死の淵に追いやった魔法騎士を抹殺すべく襲いかかってきたのです。
読者の当初の予想はこうです。
- ザガートがエメロード姫を幽閉したから姫はセフィーロのために祈れなくなり、混沌とした世界に変貌してしまったのでは?
- だから諸悪の根源であるザガートを倒せば世界は救われるはずでは?
この展開にかなり戸惑う読者(と魔法騎士)。
すると、わずかに残っていた『柱』としてのエメロード姫の思念が、残酷なその真実を告げます。
セフィーロが混沌の地と変貌してしまった本当の理由は、ザガートのせいではない。
エメロード姫がザガートただ一人を愛してしまったがゆえに世界の安定と幸福を願えなくなったから
なのだと。
セフィーロは『心』が全てを決める世界。
柱はその世界の安定と幸せのみを祈り続けなければならない存在です。
しかしザガートを愛してしまったエメロード姫は、次第に世界や万人の幸せよりもザガートのことを想うようになってしまった――――その結果が、セフィーロ荒廃の原因だと彼女は伝えます。
実はエメロード姫はザガートに幽閉されていたのではなく、ザガートのことを忘れて『柱』としての責務を全うするために自ら水の牢屋にいたのです。
ザガートに会わなければきっと忘れられると信じていたんですね……でもそれはできませんでした。
『柱』がセフィーロの安定を願えなくなった以上、この世界は崩壊へと向かう一方です。
しかし、『柱』は生前退位はもちろん自ら死ぬこともできず、セフィーロの者は『柱』に危害を加えることすらできません。
だからこそ『柱』は他の誰にも使えない、『異世界』から招喚した騎士に、自分を殺してもらうための招喚魔法を所持していました。
すなわち魔法騎士である3人が異世界から招喚された本当の理由は、
本来の守護者としての務め果たせず世界を脅かす存在になってしまった『柱』を倒す為
だったのです。
ザガートの目的とエメロード姫の関係が泣ける
そしてザガートもまた、エメロード姫のことを愛していました。
愛していたからこそ、この国の柱制度に疑問を持っていたのです。
セフィーロの『柱』は自由もなく、ただこの世界の安定のみを祈り続ける存在。
どうしてエメロード姫だけがセフィーロの為に祈り続けなければならないのだろうかと。
どうして彼女だけが『柱』という枷をはめられ生き続けなければならないのかと。
愛するエメロード姫に、どうか自由に生きて欲しい。
それがザガートの願いでした。
魔法騎士が自分の元に到達すれば、やがてエメロード姫は倒されてしまいます。
だからこそザガートは様々な追手を送り、魔法騎士をエメロード姫に近づけさすまいと戦っていたんですね。
しかし、ザガートはエメロード姫が己の『心』ままに生きようとはしないだろうことを最初からわかっていました。
どんなに彼女に心のまま自由に生きて欲しいと願っても、この国の人たちが不幸になることがわかっているのに自分だけ幸せになることをエメロード姫が望むことはありませんでした。
それでも、ザガートもまた自分の願いの為に戦わずにはいられなかったのです。
どんなに愛し合っていても、2人の願いは決して相いれないものであり、お互い心の強さゆえに自分を偽ることもできない。
魔法騎士はエメロード姫の願いを受け入れたのか
自分たちがセフィーロに招喚された真の目的を知ってしまった3人は戸惑いを隠せません。
ザガートを殺された憎しみでこの世界の消滅を願ってしまう前に、自分を殺してほしい。
そして、これからはザガートのことだけを想っていられるように、ずっと2人でいられるように。
自分もザガートのところへ行かせてほしい―――……エメロード姫の強い願いを知った魔法騎士の3人は、戸惑い、迷いながらも強力な合体魔法により復讐鬼と化してしまったエメロードを討ち取ったのでした。
【レイアースの魅力4】誰もが聞いたアニメのオープニング曲
アニメ版魔法騎士レイアースのオープニング曲『ゆずれない願い』。
この曲って、レイアースの主題歌だったの!?とアニメは見ていなくても聴いたことのある方は多いはず。
歌っているのはシンガーソングライターの田村直美さんで、累計売上枚数は120万枚を超えるという大ヒットを記録しました。
この曲は田村さんの代表曲の一つとなり、1995年には紅白歌合戦にも出場されました。
この曲を聴いたら懐かしさのあまり泣きそうになるのは私だけでしょうか…。
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最後に
ということで『魔法騎士レイアース』という作品の奥深さを熱く語ってきましたがいかがだったでしょうか。
この作品を「いや、言っても少女向け漫画だしなあ…」と読まずに終わるのは非常に勿体ないと私は思っています。
正義のヒーローが悪を倒す、勧善懲悪のストーリーもスカッとして好きです。
しかしレイアースはそうではない。
某有名なキャラの名言である「『正義』の反対は悪なんかじゃない。正義の反対は『また別の正義』だ。」レイアースはまさにこれだと。
世界平和の象徴たるお姫様を幽閉した悪者ザガート。
正義のヒロイン魔法騎士が世界征服を目論むザガートを倒してお姫様を助けちゃおう!この世界を救っちゃおう!初めてレイアースに触れた時、単純にそういうストーリーなんだと思っていました。
が、読み進めて受けたその衝撃たるや…。
悪役(とばかり思っていた)と助けを求めていたお姫様が実は愛し合っていたなんて!
そしてこの世界に呼ばれた本当の理由が自ら死ねないお姫様を殺すことだったなんて!
このセフィーロという世界は『柱』の意志が全てで、柱がこの国の人を守ってくれるけど、その柱自身の心は一体誰が守ってくれるの?
皆が幸せなら、一人の幸せなんてどうでもいいの?この柱制度、間違ってるんじゃない?
と、読んでいてめちゃくちゃ考えさせられる作品です。
今回この記事でレイアースのあらすじをネタバレを含み紹介させて頂きましたので、未読の方に興味をもって頂けたら幸いです。
それでは最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!