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この記事ではFAINAL FANTASYⅦ REMAKE及び関連作品のネタバレを含みます。FFⅦ作品全てにおいて未プレイの方はご注意願います。
以前、FF7Rが発売したての頃にこのような記事を書きました。
これはリメイクを初回プレイした時、第一印象として原作から色々とヒロインの扱いが変わってるなーと感じたことを記事にしたものです。
それからもしばらくはこの記事と同じことを感じていたんですが、その後多くの関連書籍が発売されてそれらも合わせて読んでみると、
初回プレイした時との印象がまた変わり始めたので今回はそのことを記事にしていこうと思います。
リメイク初回プレイ時→クラウドめっちゃティファのこと好きだな!
これは初回プレイで感じた方も多かったのではないでしょうか。
例えば、
- とにかく「ティファ!」って叫びたい
だけのクラウド - 何がなんでもティファのこと守りたいクラウド
- 泣いているティファを抱きしめるクラウド
- カッコつけてティファにエアリスの花をプレゼントするクラウド
- ティファのピンチには会話そっちのけで猛ダッシュで駆けつけるクラウド
などなど、ざっと思いつくだけでもこれくらいあります(たぶんまだある)。
クラウド一体何回ティファって呼ぶつもりだよwwってつっこみながら回数を数えた人も少なくないでしょう。
「おやすみ ティファ」(イケボ)
そもそも原作のFF7はクラウドの恋人が誰なのかははっきりとさせておらず、好感度システムを採用することでティファでもエアリスでもプレイヤーの自由に選択することができました。
しかしリメイクでは序盤から明らかにティファティファ!なクラウドなので、
と感じたのも事実。
なんとなくこれまでの公式の雰囲気からしてもクラウドとティファをセットで出す機会も増えていたし、この展開を見ても驚くことはありませんでした。
あ、やっぱりそうきたのかって感じです。
ただFF7はそもそも恋愛がテーマではないし、恋愛要素が薄くてプレイヤーに想像の余地を残してくれているところが個人的には好きだったので、選択肢を無くすリメイクの展開は正直残念に思っていました。
クラウド自身も原作ではすぐにエアリスと打ち解けあった雰囲気がありましたが、リメイクでは序盤けっこうな塩対応。
リメイクでも一緒に行動することで2人の距離は縮まりいい雰囲気にはなっていたものの、どうしても序盤のティファ一択感が拭いきれなかったのも事実です。
まあクラウドとエアリスがいい感じになっても、あれだけティファティファ叫んでたクラウドだしなあ?みたいな。
現在の気持ち→クラウドがティファを好きかどうか正直不明
しかしながらリメイク初回プレイ時は「今作のクラウドってティファめっちゃ好きなんだな〜」と感じていたものの、その後発売された関連書籍を読むと最初に感じた印象がガラッと変わってしまいました。
特に読んでいて印象を変えた書籍は2021年7月に発売されたこちらの2点。
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これを読んだ後だと、
あれだけティファ一択っぽく見えていたリメイクだけど、実は全然そうじゃなかった!?
と思わされるのです。
大前提として、クラウドにとってティファもエアリスも失いたくない大切な女性であることに間違いないでしょう。
ただゲーム以外の書籍を読んでいくと、クラウドはティファにド重い恋心を抱いている!だからこそ守りたいんだ!というティファへの想いよりは、
ティファを守れるくらい強くてかっこいい理想の俺になりたい!(承認欲求を満たしたい!)
という気持ちが大きいのかなあ?って感じました。
別記事でも何度も述べていますが、ニブルヘイム時代のクラウドは友達もおらずひとりぼっちでしたよね。
反対にティファは村のアイドル的存在。
取り巻きの男の子3人ももれなく全員ティファに恋心を抱き、将来のパートナーになる女の子かもしれないと意識していたのです。
孤独な寂しさを紛らわせるためもあるのか、自分は他の奴らとは違う特別な人間なんだという意識がクラウドの中にはありました。
言ったら承認欲求のかたまりで、村の連中をどうにか見返してやりたい思いが強いんでしょうね。
だからこそセフィロスに憧れ、ソルジャーを目指そうと思ったわけで。
みんなの憧れ・ティファ。ティファを守れる強い人間になれれば、ティファもみんなも自分を認めてくれる―――と。
私は原作の頃から、クラウドはティファへの恋心ただそれだけでソルジャーを目指したんだ!ティファに一途なんだ!というよりも、淡い恋心はあったようにも思いますが決してそれだけの気持ちではなかったと考えている派です。
で、ソルジャー宣言して満を持して村を出て行ったものの、結局ソルジャーにはなれず。
見返すためにソルジャーを目指したのに、実は一般兵止まりのままなんてことがティファや村のみんなに知られたらあの頃の劣等感えぐられまくりです。
ヘルメットを被って顔を晒したくなかったクラウドの気持ち、、、心中察するに余りあるというかなんというか。
小説の中で、ティファは村の男の子の成功の証、勝利のトロフィーという描写があります。
トロフィーという書き方は公式にしてはなかなかエグいというか、ティファを物扱いしてるみたいで個人的にはあまり使用したくないなあって思うんですけど、
ティファはそれを理解していたからこそ男の子たちの恋心が自分に向いているのを知りつつも受け入れることはなかったのでしょう。
ただこれに対してはクラウドも例外ではなく。
彼にとってもティファは自分の承認欲求を満たしてくれる存在なのかも?と思われるような卜書きがアルマニプラスに載っておりまして。
チャプター14の決意イベントですが、ティファルートでは悲しみに暮れるティファをクラウドが抱きしめるというワンシーンが存在します。
リメイクでは2人が身体的に密着しまくるシーンが豊富なのですが、あくまでクラウドがティファを必死に助けた後のラッキー的な密着(?)ばかりでここまで堂々としたものはこのシーンが初めてでしょう。
ついにクラウドがティファ抱きしめちゃったよ―――!!と歓喜した人も多いはず。
―――が、このシーンのアルマニプラスの卜書きを見てみると。
ティファへの想いよりも先に、自らの奥に眠るずっとなりたかった『ティファを救えるカッコいい自分になれた』という喜びがある。
あるいは、それはクラウドが経験したことのない若者ゆえの一夜の過ちに似た、青春のほろ苦い思い出。クラウドの口元には、微かに、満足そうな笑みが浮かんでいる。
引用元⇒デジタル版FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE MATERIAL ULTIMANIA Plus 120ページより
と書かれているんです。
これを見る限りでは、やはりクラウドが子供の頃から持つ承認欲求が満たされて嬉しい思いがまず先に出ちゃった!ってことでしょうか。
この気持ちがクラウドにある前提として考えれば、
リメイクでふんだんに盛り込まれたティファのことを全力で助けてたあれやこれやのシーンが、どれもこれこそ理想のカッコいい俺!的な欲求を満たしたいがための行動
だったという風に見えてきてしまいます。
もちろんティファのことを蔑ろにしていることはなく、大切な人だから怪我させたくない!って思いもあるのでしょう。
でもどこか、書き方からするとティファを承認欲求を満たすための道具みたいに扱われている気がしてなんだかモヤモヤしてしまいます。
設定としてティファはクラウドに好意がありますね。
エアリスがクラウドにしてもらったこと一つ一つが嬉しかったと言っているように、ティファだって好きな男性に守ってもらえて嬉しかったでしょう。
なのにその相手の行動の動機が、実は自分を想う気持ちよりも先行して承認欲求を満たしたいがためでした!って、
書籍を読まないライトユーザーからすれば単にティファとイチャイチャするクラウドに映りますが、書籍まで読み込むヘビーユーザーからするとクラウドがちょっとそれ男としてどうなの?と疑問が沸いてしまいます……。
精神年齢16歳の少年なので、まだ女性への接し方が分からないという描写の一つなのでしょうか。
公式はやはり結論を濁している
このようにリメイク発売以降の関連書籍を見ていくと、去年初めてリメイクをプレイした時に感じたクラウドのティファ好き好き感が実はこちら側の勝手な思い込みだったのかも!?と感じるように変化したんです。
逆に序盤がっつりクラウドから塩対応されていた上に原作で人気だった2人で笑い合うシーンもさくっとカットされてしまったエアリスの方が実は恋愛フラグを立てられている気さえしました。
例えばみどり公園。
エアリスがクラウドにザックスの話をするシーンがありますよね。
ここで前に花を売ったことがあって、その彼もまたクラウドと同じソルジャーだったんだ、って。
その人は初恋の人だったんだってやつです。
で、クラウドが名前を聞こうとした瞬間ノイズが走り、ザックスの名前はノイズ音にかき消されて聞こえなかった―――……あのシーンですが。
単純にノイズがザックスの名前をかき消したのはジェノバ細胞の擬態能力で作り出したクラウドの偽りの記憶を守るための過剰反応だと考えられます。
が、実はどうやらそれだけではなく。
アルマニプラスには、
このみどり公園でのデートシーンは、オリジナル版『FFⅦ』でも印象的なシーンでしたが、「かつてエアリスが他の誰かとこの場所で同じようにデートしていたのでは」と想像するクラウドの複雑な心境を思い浮かべてみると、深みが増すかもしれません。
引用元⇒デジタル版FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE MATERIAL ULTIMANIA Plus 120ページより
このように書かれているんです。
えっ!?クラウド、この時点でもうそんな気持ちになってるの!?
と、少しこのト書きを読んでびっくりしました。
出会った時に「面倒だな」と吐き捨てた頃から比べればこの時はエアリスとも距離が縮まっているとは思いますし、一緒にいて居心地のいい子だとは感じていたかもしれません。
別れの瞬間に名残惜しそうな雰囲気を出していたことからもそれは読み取れます。
でも、まさかそんなかつてエアリスが誰かとデートしたところ想像してモヤついてるなんてゲームやってるだけでは誰も思わなかったのでは(しかもその後ティファに向かって猛ダッシュするわけで)。
さらに列車墓場にて。
「凄腕のボディガード、いるから。ね?」とクラウドの腕にエアリスが抱きつくシーンがありますが、あの時のクラウドの心情はこちら。
クラウド、(エアリスの距離の近さに)内心は激しく動揺しているが淡々と
引用元⇒デジタル版FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE MATERIAL ULTIMANIA Plus 125ページより
エアリスをかなり女性として意識してるって感じですね。
ゲームをさらっとプレイしているだけでは、クラウドはティファに甘々でエアリスへの対応は原作よりも塩っぽく感じられます。
しかし何度もゲームを繰り返しプレイしたり関連書籍を読んでいくと、完全にイメージが逆転してしまったというか。
リメイク初見では序盤の密着しまくるクラウドとティファにカップルみを感じていたのも事実ですが、何度もやり直してるうちに違和感を覚えたんですね。
そういえばクラウド、ずいぶん冷静にティファのこと助けるよなあと。
ジェシーのからかいに戸惑い、エアリスの接近に内心ドキドキのクラウド。
女性に不慣れなクラウドなら、幼い頃憧れていた(個々の解釈次第ですが恋心があったかもな)ティファが相手なら本来なおさら冷静ではいられない気がするのですが、、、。
初見ティファ大好き過ぎに見えたクラウドですが、やり込んだ現在では一切分からなくなってしまいました。
やはり公式はクラウドのヒロインが誰なのかについては結論を濁しているのだと感じます。
まとめ
FF7R初見プレイからWヒロインの印象がガラッと変わったという個人的な話をさせて頂きました。
私の感想をまとめると、
初見
- リメイククラウドってティファ好き過ぎ!これはティファ一択!
- 逆にエアリスには塩っぽい。2人の距離が縮まっても序盤のティファLOVEクラウドがチラつく。
現在
- 承認欲求を満たしたいのは分かったけどクラウドがティファのこと好きなのかどうかまでは正直不明。
- ゲーム本編では分かりにくかったものの、関連書籍を読むとエアリスの方がクラウドとのフラグを立てられている。
このようにかなり気持ちに変化が起きました。
これは私なりの考えなのですが、見え方が変わってしまうのは公式がティファファンにもエアリスファンにも配慮した結果なのではないでしょうか。
ゲームだけやっていれば、多くの方がクラウドとティファにカップル感を覚えたと思います。
エアリスにも無くはないですが、視覚で訴えてくるものからだけだと明らかにティファ寄りだと感じました。
この点、エアリスファンにとっては物足りないですよね。
原作ではクラウドとエアリスのそれっぽい会話があったのに、カットまでされてしまったわけですし。
そこを公式が配慮して、実は本編上言葉では表さなかったもののクラウドは内心エアリスのことを女性としてちゃんと意識してるんですよ、というト書きを書籍に載せたのではないかと思うんです。
こうすればティファファンはクラウドとのサービスショットが多くて嬉しいですし、エアリスファンも書籍を読んだらフラグバチバチで期待したくなりますよね。
公式も片方のファンを振り落としてはおいしくないので両方のファンに対応してくれているんだな、と感じます。
今後リメイクがどのようなストーリーになるのか期待と不安が入り混じりますが、早く続報が届くことを祈っています!
それでは長くなりましたがこの辺で。最後までお付き合い下さりありがとうございました♪
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