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【7巻】ミステリと言う勿れをネタバレ徹底解説!【24話(Episode10-3)】

この記事は『ミステリと言う勿れ』第7巻24話(Episode10-3)のネタバレを含んでいます。

この記事で紹介するのは『ミステリと言う勿れ』第24話(Episode10-3)のネタバレと感想になります。

前回のお話・23話(Episode10-2)のネタバレはこちら。

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【第24話(Episode10-3)】嘘をひとつだけ【ネタバレ】

そのワインは飲まない方がいいと思います―――……謎解きゲームの時と同じように、再度そう主張した整。

橘高は笑いながら「また誰かが毒でも入れてるって言いたいのか」と返しますが、整はそれを否定せず「毒を入れる動機が分からない。というか、先生…実はまだ何かゲームが続行されてますか?」と言うのでした。

「ね、久能くんは鋭いでしょう」―――天達のその言葉に、整はまだ何か知らのゲームや芝居が続行されていると判断します。

 

「でも、そのゲームが別々なのか一緒なのか。僕には2つのことが進行しているように思えるんですけど。」

1つめはアルバイトに来る前に天達から頼まれていたことが関係しており、それはこの中で一人だけ嘘をつく人がいるだろうから見ててほしいということでした。

心理学のフィールドワークの一環なのかと思いつつ様子を伺っていた整。するとゲストであるデラとパンの存在も謎ではあるものの、それは嘘ではなくお芝居をしていると考えてみると、嘘をついている人物は一人に絞られたと整は言います。

それは、橘高でした。

名前を上げられて一瞬動揺する橘高でしたが、整は淡々と話し始めます。

整は昨日の朝、橘高が言った不思議なことをずっと覚えていました。玄関マットです。

彼は以前この別荘にきた時玄関マットはなかったのに、と話しました。それに対して天達が普通冬には玄関マットは置かない、と。すると橘高は「そうか、俺は冬にここに来たことはなかった」と言ったのです。

一見聞き流しそうになる会話でしたが、よく考えたら辻褄が合わないのです。

冬以外に来ているなら、マットは玄関にあったはず。―――じゃあ、彼がマットがなかったのを見たのは一体いつなんだろう。

整は、橘高が本当は冬にこの別荘に来たことがあるのにないと嘘を言ったことを見抜いていました。

さらに気になっていたのは、橘高が鼻をこする仕草でした。天達の講義で、人は嘘をつく時無意識に鼻を触る可能性があると話していたのを整は憶えていたのです。

 

するとレンも、「俺も先生に頼まれてた」と声を出します。この中で一人だけ嘘をつかない人がいるかもしれないからそれを見ててほしいと―――。

レンが観察を続けた結果、嘘をついていないと判断したのは謎解きゲームの時に一人だけ激高した橘高でした。

あの時みんながゲームのために嘘をついていたけど、橘高だけは嘘をつけずに素に戻っていた。ということはつまり、喜和の事件のことは天達以上に触れてほしくないからでは?とレンが推測します。

整とレンの推測から、天達や蔦が気にしているのは橘高の反応だったのです。

 

「―――橘高。」天達と蔦が問いかけます。「あの事件の日。君はここに来ていないよね。翌日からはテープが張られ室内には入れなくなった。僕らは状況を話はしたけど君は現場を見ていないはずだ。」

「なのに見てきたように言ったよな。夕べ。喜和さんはここで犯人はここで死んでたって。えらく正確に。

「君は現場を見たのか?」

橘高は首を横に振り、何の話をしているか分からない。お前らが詳しく説明してくれたから知ってるつもりになってるだけだ!と主張します。

しかし整は自身の中で感じていた違和感を口にするのでした。

それは、昨晩ガレージのテントで橘高が言った『あの日の朝に時間を巻き戻せたらな』という言葉。

「タイムマシンで戻って犯行を止めたいっていうなら分かるんです。でも巻き戻す……巻き戻すだけじゃ止められない。犯行に関わっていない人間には。でも巻き戻したいと思うってことは、あなたが何か行動を変えれば犯行を止められるって思ってるってことですよね?

さらに整は言葉を続けて。

「自分の行動の、何を変えたいんですか?」

―――もう言い逃れできないと悟った橘高は愕然として膝を折り、静かに口を開いたのでした。

 

あの日。雪が降り積もっていた冬。

橘高の職場に喜和から電話があったのだと言います。自分の高校時代の友人がそっちに電話をするかもしれないから、もし電話があったら自分の居場所を教えてほしい、と。

しばらして本当に電話があり、橘高は相手を確認しないままその人物が彼女の高校時代の友人であると思い込み、居場所を教えてしまいました。

実はその電話の主は友人ではなく、彼女を付けまわすストーカーだったのです。

些細なミスで、ストーカーに喜和の居場所を教えてしまった橘高。居ても立っても居られなくなった橘高は喜和の元へ急行しましたが、駆けつけた時はもう彼女は帰らぬ人となっていたのです。

こんな最悪なミス。誰にも言えない。俺らしくない―――こんなうっかりミス。

橘高は自分のミスを隠すため、雪かきをして自分の足跡と犯人の足跡の一部を消し去ったのでした。玄関マットを見なかったのはその時のこと。

自分の後悔を口に出し、すまなかったと天達に謝罪する橘高。天達は昨日の時点で喜和の死に橘高が関与していることに気付いていました。そして悪意でもわざとでもなくミスだから、自分の口から話してほしかったんだ――ーそう言うのでした。

 

 

「ここのところ3件、ストーカー殺人が起きてましてね。」

それまでずっと黙っていたゲストのパンとデラが、ここで突然口を開いたのです。何と彼らは、江利河(えりかわ)署の一課と2課の刑事だったのです!!

2人は3件の事件について話をしました。

どの事件も被害者は市内の人間で、市外に身を隠していたところを襲われているのだとか。

その事件の加害者であるストーカーから証言が取れ、話によると。ある日非通知で電話がきて、作った声でターゲットの逃げ込んでいる現住所を教えてくれたんだ、と―――。

では一体誰がその場所を知りえて誰がストーカーに居場所を教えたのか。調べたところ、3人にかけられた電話はそれぞれバラバラな場所の公衆電話からのもの。

 

「橘高さん。」デラこと、奥寺刑事は橘高に呼びかけます。「あなたは江利河市役所で働いていて、ストーカーやDVの被害者に支援措置などの手続きもされている。警察に届けを出した被害者から詳しく状況を聞いて書類を作成したりしていますね?」

否定を続ける橘高でしたが、刑事たちはすでに発信先の公衆電話が特定されていること、そしてその地域に橘高がミニ旅で買ったというストラップが売られていること、犯人の一人が電話を録音していることを告げます。

 

すると一転。「…これって罪になるの」あっさりと橘高は自分の罪を認めたのです。

学生時代、整った容姿でリーダーシップもあってスポーツ万能だった優等生の橘高を知る蔦は、この事実が信じられないとでもいうように彼に動機を尋ねます。

親の介護からくるストレスと自分を責め続けたことによる疲れが原因だと橘高は言いました。親の世話で自分の時間もなく、仕事も頭打ち。山にも行けない。ストーカーを操ったら、ちょっとはスッキリしたんだ―――……と。

 

全てを認め、諦めたかのように見えた橘高でしたが、整は話を聞いた上で「これでもう一つ同時進行していることの動機がわかりました。」と発言したのです。

動機はストレスでしょ?と不思議そうに口をそろえる大人たちに整は説明をします。

橘高はここに来てから一貫して自分の痕跡を残さないようにしている。ガレージにテントを張って部屋は利用しない、コップも箸も何もかも自前のもの、室内でも手袋と帽子を被り、ティッシュを使ってもゴミ箱には捨てない―――…

つまり。

「ワインに睡眠薬みたいなものを入れてみんなを眠らせて、暖炉で毒ガスが発生する夾竹桃(きょうちくとう)の枝を燃やすという皆殺し計画が進行中だと僕は思います。」

みんなの死体が出来上がって発見されても、橘高の痕跡は何もない。

昨日ここに来る時どこかで蔦の車が写真や録画をされていても、橘高は毛布にくるまっていたから乗っている事実は証明されない。

そして帰りは、暗渠(あんきょ)排水路を通って山を下りる―――こうすれば、誰も橘高がここにいたとは思わない。誰も橘高を疑わない―――……。

友人の恋人の命日近く。その殺害現場に集まって睡眠薬を飲み、無理心中を図ったというストーリーが成り立ってしまう。

整はそう話します。

橘高がスマホを自宅に忘れてきたのもアリバイ工作のためにわざとやったことでした。スマホは自宅にあって、そこに天達からの着信があれば自分自身も自宅にいたことを証明できるから。

煙突にも何か仕掛けがあるはずだから調べた方がいいと整が言うと、スマホで調べ物をしていたレンが大きな声をあげてその画面をみんなの前に突き出したのです。

「刑事さんたち、去年の秋のこの事件!調べ直した方がいいっすよ!!」

それは山荘で男女4人が無理心中をはかって亡くなったというネットニュースでした。

「―――今回のための予行練習をしたんですね。」

刑事たちは予想以上のことの重大さに驚き応援を呼び電話をかけ始めます。

 

衝撃の事実に驚きを隠せない蔦はと橘高に詰め寄ります。すでに人を殺しているだけでなく俺たちまで殺すつもりだったのかよ!と。

橘高は震えながら言いました。正直、天達には少しだけざまあみろと思っていた。何もかも成功して好きな仕事してあんなにきれいな彼女もいて。

そして裕福な家庭で育ち、今も悠々自適に過ごす蔦にも腹が立っていた―――自分は、何もかもうまく行かず親の介護をしているというのに。

だから2人が死んだとしても、気にしない。

喜和を殺したのは結局自分。天達も整も俺を恨んだらいいよ―――そう自嘲する橘高に整は「それは違う」と否定します。

「喜和さんの事件が起きたのは橘高さんのせいじゃない。僕はストーカーに腹が立ちます。あなたは人の役に立とうとして巻き込まれただけ。本来はケアされる側の人でした。だから残念です。哀しいです。」

あの日のミスを隠さず話すことができていたら次の被害は起きていなくて、橘高さん自身も全てを知った天達先生に復讐されるかもなんて怖がらずに済んだんじゃないですか?だから、天達先生と同じ部屋では眠れなかったんですよね―――……

整の言葉に涙を流す橘高。警察の応援が到着すると橘高は連行され、別荘にも現場検証が入ります。

天達は学生2人を危険な目に巻き込んでしまったことに謝罪し、真実を喜和のお墓に報告しに行くと言いました。

 

 

そして後日。整はライカと一緒に足湯につかりながら、別荘での一件について語りました。

天達には例の星座アクセサリーの話はしているのか?とライカは整に尋ねますが、先生は星座占いとか誕生石の意味とかは忌み嫌っているから相談したことがないと答えます。

するとライカに「君は既成の概念に問題意識を持つ人なのにどうして占いとか石の意味とかは信じるんだ?」と言われ、そんなことを考えたこともなかった整は少しだけ驚いて。

そしてかつて、喜和に言われた言葉を思い出したのです。

『占星術は統計学だから。人文科学でもあるかな?人の生きた証みたいなもの。面白いでしょう?』と―――……。

【ミステリと言う勿れ】24話感想

整が言うように、橘高も本来はケアされる側の人間でした。悪意で陥れようと思ったのではなく、善意からくるほんの不注意で起きてしまったミス。

全てを天達たちに話すことができていればこれ以上犠牲になる人は増えずに済んだのに……。

イケメンで勉強もできてスポーツ万能で完璧な優等生だった橘高。ミスを異常なまでに恐れる描写が何度もあったことから、きっと彼は完璧主義な人間なのでしょう。

だからこそ悪意よりミスの方が他人に話せなかったのでしょうね。何でもできる人間だったからこそ些細なミスほど許せないし、自分は何もかもうまく行かない生活なのに何不自由なく暮らしている(ように橘高からは見える)友人の天達と蔦のことも憎たらしくなってきてしまった―――と。

橘高は独身でしたが、もし彼の気持ちを汲み取り支えてくれる誰かがいればここまで思いつめることもなかったのかもしれないと感じました。

どんな完璧に何でもできる人間だったとしても、人は一人では生きていけませんから。

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