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【ネタバレあり】珈琲いかがでしょうを徹底解説!【4話・5話・6話】

この記事は『珈琲いかがでしょう』第1巻4話~6話のネタバレを含みます。未読の方はご注意願います。

この記事では『珈琲いかがでしょう』の1巻に当たる4話~6話の内容をネタバレありで詳しく解説しています。

 

【珈琲いかがでしょう】4話~6話をネタバレ!

以降はネタバレが含まれますのでご注意下さい。

1話~3話の内容が知りたい方はこちらの記事からどうぞ!

【ネタバレあり】珈琲いかがでしょうを徹底解説!【1話・2話・3話】 この記事は『珈琲いかがでしょう』第1巻1話~3話のネタバレを含みます。未読の方はご注意願います。 『凪のお暇』で大人気...

[四杯目] キラキラ珈琲

次に青山が辿り着いたのはとある田舎町。

そこに住む爆裂に可愛い女子高生・は都会に憧れ、田舎暮らしには限界を感じていました。

こんなダサいところにずっといたら、私が腐ってしまう。

青山が次は東京へ向かうことを小耳に挟んだ雅は、その夜こっそりと青山の車へ忍び込み、一緒に東京へ連れて行ってもらうことに!

東京に着き、青山は出店の準備。雅はブログで知り合ったとある女性・と合流し、ついに街へと繰り出します。

ビルが高い!

人が多い!

キラキラ!

都会の楽しさに大はしゃぎで写真を撮りまくる雅。歩いているだけで芸能事務所のスカウトを受けまくり、そこで自分自身の可能性の高さを強く感じるのでした。

 

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

仕事終わりに、雅のお父さんからもらったきゅうりを頬張りながら青山は雅のことを考えていました。

大人の心配をよそに、雅はルームシェアしているという礼のアパートへと向かいます。

連れてこられたそこは、予想していたものとは全然違う服やゴミがそこら中に散乱するボロアパートでした。女子だけのシェアハウスと聞かされていたのに、なぜかそこには男の人が…。

シェアハウスとは良いように言っただけ。実は体のいい溜まり場だったのです。

 

さらに、昼間街中でもらったスカウトの名刺は全部詐欺だったことが判明。

そんなもの本気にしてないよね?だって一日街歩いていたら自分で気付けるでしょ、こっちには雅ちゃんレベルなんてごろごろいるって。今まで優しくしてくれていたはずの礼が雅を馬鹿にし始めます。

しかも、雅のブログのファンだとコメントしていた礼は、仲間の間で彼女のことを「夢見るイタいイモっ子ブログ」と呼んで笑っていたのです。

終いには礼の呼んだチンピラたちに囲まれ、襲われそうになったところ―――

 

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

爽やかな笑顔で現れる青山!迫真の演技を駆使して青山は雅をその場から助け出します。

 

実は雅の父親は、雅が東京へ行こうとしていることを事前に察して鞄の中へGPSを忍ばせていました。青山にも「娘に何かあったら助けてやってほしい」と頼み込んでいたのです。

父親の行動に「キモッッ!」と非難した雅。しかし青山は、

「はい。でもそのキモくて過保護なお父様のおかげで、あなたは無事だったわけですし」

と返すのでした。

帰りの車の中で青山の珈琲を飲み、雅は気付きます。

元から美味しい青山の珈琲みたいに、根っこがちゃんとしていないとだめなんだ。そうじゃなきゃいつまでも夢見るイタいイモっ子のままだ―――と。

それが見つかったらまた東京へ連れてきてね。そう青山と約束するのでした。

 

場面は変わってとあるクラブの地下。

礼の家で青山に一杯くわされたチンピラの一人が、そこにいた派手柄のシャツを着た男性と話しています。

「あの珈琲ヤロー、どっかで見たことあると思ったら…似てたんだ。お前らが血眼になって探してる あいつに

[五杯目] 神経衰弱珈琲

うだるように暑いとある夏の日。それぞれ神経をギリギリに衰弱させた3人の女性が登場します。

売れない貧乏漫画家マモ、周りの空気読んで必死に突っ走るキャリアウーマン寺西、DV気質の彼氏にATM扱いされている彼女メグ

他人からは分からにところで、3人はそれぞれ限界を迎えようとしていました。

 

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

そこを通りかかったのがお馴染み青山のたこ珈琲!

 

暑い日の冷たーいアイス珈琲に魅了された3人は珈琲を注文!

 

冷たいアイス珈琲が3人の喉を通り、視界がクリアになったことで今までの張り詰めていた気持ちが解放されます。

 

倒れそうになっていたけど、それでもこの仕事が好きで走っている自分のことも嫌いじゃない。せっかくここまで来たんだからいけるところまで走り切ってやる!と自分の心はまだまだ折れていないことを再確認する寺西。

 

DV彼氏の言いなりになっていたメグ。彼氏のけんちゃんは心が弱くて欲しがり屋さんだから、自分が潤してあげなくちゃ。でも、アイス珈琲を飲んだことでハッとします。じゃあ、自分自身の渇きは、誰が潤してくれるんだろう―――と。

ついに目が覚め、DV彼氏の存在意義に疑問を持ったメグはけんちゃんの頭に飲ませてあげるはずだった珈琲をぶっかけます。

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

「わー、ごめん。けんちゃんごめん私。なんかもう 無理みたい」

突如として別れを告げ、その場から立ち去るメグ。

 

アイス珈琲を飲みながらその別れの一部始終を見ていた漫画家のマモは、「これか!!」とようやく新しい漫画のアイデアが浮かびます。今まで担当の言っていた「日常の中のドラマティックな部分を切り取って漫画にしてほしい」という言葉にピンときていませんでしたが、ようやく霧が晴れて描く気がもりもり湧いてくるのでした。

 

こうして間接的に神経衰弱ギリギリの3人の女性を珈琲で救った青山でしたが―――

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

[六杯目] だめになった珈琲

第6話は第4話に登場した礼にスポットが当たるお話です。

ルームシェアしていた友達ヤイ子に愛想をつかされ出て行かれてしまったの元に、青山がやってきます。実は先日ここで落とし物をしてしまったらしく、捜させてもらえないか―――と。

探し物をしていると、衣類の山の下から立派なエスプレッソマシンが出てきます。

礼が東京に出てきた時に無理して買ったという全自動のそれは、故障したきり放置されっぱなしになっていました。

それを見て、礼は自分の過去を思い出し青山に話し始めます。

「ねえ 捜し物しながらでいいから聞いてよ。」

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

それは、このだめになったエスプレッソマシンがまだぴかぴかで元気だった頃の話。

 

礼はかつて、友達のヤイ子と同じく絵を生業として生きていくという夢を持っていました。将来は誰かの心を揺さぶるような作品を作りたいと思っていたのです。

しかし描きまくっても思うような結果にはならず、同業の女の子たちとの差が開いていくばかりで少しずつ礼の心は荒んでいきます。

あの子たちが急に売れ出したのは実力じゃなくて、権力者と枕営業したからだ!大したことないくせに成功している女は全員枕!

そうやって、他人を見下してなんとか自分自身を保っていました。

 

あの子たちレベルでいけるなら、私だって!と媚びを売ったものの、礼はすんなり交わされてしまいます。羞恥心で自尊心が傷つけられてしまった礼は、坂道を転がるように自暴自棄な堕落した生活へと流されていきます。

悪友たちとつるむことで気持ちを紛らわせヘラヘラ笑って楽な方へと流されているうちに、今の自分はかつて思い描いていた理想の自分とはまるで違うことに礼は気が付くのでした。

自分には才能がない。

それを自覚した時、同時にエスプレッソマシンもだめになってしまったのです。

 

「スイッチ入れても動かない。哀れ 共倒れ」

 

話し終わった礼に、青山はこう言います。「こいつは動きますよ?」

中に溜まっている石灰を掃除すれば、また動くようになるんだ、と。

流れ出てくる長年蓄積されていたドロドロの汚れを見て、礼はエスプレッソマシンを自分自身に重ねます。

いいな お手軽でいいなお前。

私の中のドロドロも、こんな風に吐き出せたらいいのに。

 

青山から掃除用具一式を借りて、礼はまるごとの大掃除を始めます。動いて。動いて。と、まるで自分に言い聞かせるかのように。

しかしエスプレッソマシンが再度動くことはありませんでした。

 

「動けや コラ」

礼はエスプレッソマシンを昭和のテレビよろしく叩き始めます。

ちょっと汚れただけでいじけるな。甘えるな。私だって、こんな妬み嫉み僻みで泥団子になるのはもう嫌だ。見下して笑うだけの人生は楽だけど、本当は毎日惨めで溜まらない。

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

私だって本当は、そっち側がいいよ。

礼が女子高生の雅をはめようとした理由。それは彼女の背筋がピンと伸びた選ばれし女の子だったから。自分は特別な女の子であることに疑いもなく、雑踏の中をぶった斬るようにまっすぐ歩く無敵の女の子だったから。

それが羨ましかったのです。

 

礼が全てを吐き出した瞬間、エスプレッソマシンが音を立てて動き出します。動かなかったのは、業者が点検中に誤ってブレーカーを落としてしまっていただけ(笑)

再稼働したエスプレッソマシンが煎れた珈琲を飲む礼に、青山は言います。

 

「漢字二文字のそれをたとえ持っていなくても、しがみついて続けられる人はそれに匹敵する何かを得ることはできるのではないでしょうか」

「礼さんの仰るそちら側に戻れなくても 苦みを知ったからこそ 描けるものもあるのでは?」

 

探し物が見つかったという青山は、笑顔でそこを立ち去ります。探していたというそれは、何かよく分からない白い物

 

青山と入れ替わりに、4話のラストで地下のクラブにいた派手柄のシャツの男が現れます。この間ここで揉めたという珈琲屋の情報の裏を取りたいから、と男は礼に似顔絵を描いてもらいます。

その似顔絵を見て、その珈琲屋が自分の捜している人間で100%間違いないと確信する男。

礼がその珈琲屋が一体何をしたのか尋ねると、想像もしない言葉が男から帰ってきます。

画像引用元⇒『珈琲いかがでしょう』第1巻より ©コナリミサト/マッグガーデン

 

それを聞いて礼は思い出します。

彼が捜していたという、てのひらのあの白いもの。

そうだ。昔ばあちゃんの葬式で見た 骨―――――。

まとめ

ということで『珈琲いかがでしょう』第1巻(4話・5話・6話)のストーリーをネタバレありで解説しました。

青山が柄の悪い連中に追われている?そして人殺しをした?手に持っていた大切なものって人の骨?

と、各回に少しずつ伏線が散りばめられていて気になる展開になってきましたね!

5話以降も別記事でまとめます。よろしければお付き合い下さい!

こちらは新装版です。